ラビュー、ラビュー、

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一切の、しがらみ、と呼べるものを投げ捨てる

夜明けなどと甘いことは云わずに
午前零時の訪れすら許さずに
屈強になった薄い瞼の裏を生きる

殻を割り開く新芽のような
勢いを忘れない秋雨のような
止められない強さがそこにある

瞬間は、信じるのではなくて、真実なのだ
(心は早々に白旗を振ってしまっていた)

パステルカラーを亡くした絵筆の柄を折り
黄色い薔薇の造花を飾ろう
棘もなければ芳香もなにもなくていい
花言葉は向けるべき矛先を知っている

貴方を、想う、とはそういうことだ