▼虚構 50590


 泥濘 巣窟 自虐 拍手


「東京の空は宇宙に繋がっている」今まで背中を見せていた彼は高らかに笑うとアパートのベランダから見えなくなった。ゆらゆらと風に漂う彼のお気に入りだったシャツの袖を掴めずに僕はただ何もない空を見上げるばかりだった。