「なぁ…本当に行かなきゃダメか?」

「あったりまえだろ!」

「行くのが罰ゲームなんだから」

「だけどさぁ…あっくんは反対だよな?」

「だいたい自分で言いだしたんだぜ?
行き先をそんな所にする城之内君が悪い!」

「だって俺が負けるとは
思わなかったんだもん」

「バカだなぁ〜 こういうのは
リスクってのを考えなきゃ
いけないんだよ」

「何?リスクって」

「父ちゃんから聞いたんだけどさ
リスクってのは、自分にとって悪いことが
起きちゃうかもしれないってことだって」

「あ〜」

俺のお父さんはそんなこと
教えてくれないなぁ

「すごいなぁ そんなこと僕のお父さんは
言わないよ」

「で、これも考えなかった克也が悪い」

「ちぇっ」

「ほら 早く行ってこいよ」

「で でもさ」

「つべこべ言わずに行ってこーい!」

「みんな 待っててくれよ!!」

「わかってるよ」

「行ってらっしゃい」

「泣いて帰ってくるなよ〜」

「泣かない!」

(もう…なんで俺ばっか
見つかっちゃったんだよ)

かくれんぼをしていた時に
いつもと同じじゃつまらないから
三回見つかった奴は罰ゲームって
ルールにしよう!って言った。
そしたら俺ばっか見つかって、
罰ゲームになっちまった。

「遊戯かヒロトをビビらしてやろうと
思ってたのになぁ…
こんな所 入りたくないよ…」

罰ゲームは街で噂の幽霊屋敷に一人で
入って全部の部屋をまわって
幽霊が出るか確かめること。

俺は幽霊とかホラー大嫌いだけど
幽霊なんかには負けないと思って
屋敷の前まで来たものの、
やっぱり怖くなってきた。

(仕方ない…入るぞ!!)

俺は頬をぺちぺちと叩いて、幽霊屋敷に
入る決意を固めた。




何気にアテム、遊戯、本田氏 友情出演
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