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First




この話は裏となります









受付で受けとった鍵を使い、部屋に入る。

先に三成を入れ、後ろ手に鍵を掛けて荷物を下ろす間もなくベッドに押し倒す。

スプリングが軋む。

柔らかいシーツの上で、呼吸する間を与えず、ひたすら貪る。


「ぅん……っふ」



息苦しいらしい三成が何度も肩を叩くが、お構いなしに曹丕は角度を深める。

唇を啄み、歯列をなぞり、ノックをする。

だが、口を開かない。

仕方ないと一旦離れる。


そして、酸素を求めて口が開いた瞬間、再び塞いで舌を侵入させる。



ピクリ

組み伏せた三成の身体が微かに反応した。

曹丕は喉の奥でクツクツと笑い、三成の怯えている舌を絡める。

「んっ、ふっ…ふぅんっ!」

目尻に涙を溜め、それでも必死に合わせようとする彼が愛しい。

やがて口を離し、吸い出した水分を全て飲み下す。

肩を上下させ、荒々しく呼吸をする三成はキッと睨む。

かと思えば、曹丕に抱き着き呟いた。


「服くらい脱がせろ」


顔をこれでもかと言うほどまで赤くし、三成は上着を脱いだ。

瞬間、腕を掴まれる。


「では私が脱がせてやる」


ニヤリと笑い、曹丕は上半身裸になって三成を脱がせる。


「っな、自分で…」

「私に全てを預けろ、三成」

耳元で、低く囁かれる。

瞬時、腰が抜けてしまいそうになり、三成は曹丕に掴まる。

それに気分を良くし、三成の服に手をかける。


「っは、曹丕…」

「どうした」


弱々しく名を紡がれ、顔を伺うと上目遣いに睨まれる。

その上涙目なのだから、自身が反応するのがわかる。

だが、なんとかそれを耐えて用件を促すと


「っ、早くしろ…」


我慢できない、と、ボソリと呟いた。



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