輝慰×廉バレンタイン会話小説
2014/02/16 22:46

輝廉バレンタイン


廉「あたし、美珠ちゃんになりたい!」
蒼生「無理だろ」
廉「蒼生くんいきなりそれっ?!」
百々「よりによって美珠ちゃんになりたいとか無謀な願望はやめなさいよ…(呆れ顔」
曩「そもそも他の人間になるとか物理的に無理でしょう」
颶優「本気化流使えばまた別だけどねーん」
廉「あのね、正確には美珠ちゃんみたいにおしとやかで優しくて可愛い女の子になりたいの!」
蒼生「無理だろ」
百々「無理ね」
曩「無理ですね」
翠「無理だと思う…」
廉「皆して酷くない?!烈都くんと颶優くんははどう思う?あたしっておしとやか系の女の子になれると思う?」
烈都「え、う、うーん…(割と深刻に考え」
廉「えっすごい悩んでる…?」
颶優「………、そいや廉ちゃんの好きな食べ物って何?」
廉「何今の5秒間くらいの間は!?というか話題すり替えたし!」
颶優「やだなー気のせいだよ☆廉ちゃんの好きな食べ物って何かなーって」
廉「…あたし?あたしは鍋焼きうどんが好き」
一同「(白々しい瞳を向け)」
廉「な、何その眼っ?怖いんだけど!」
百々「何よ鍋焼きうどんって!」
曩「好きな食べ物くらいおしとやかに行けないのですか…?」
翠「美珠ちゃんが鍋焼きうどんが好きって言ったら『あ〜可愛い〜♪』ってなるけど廉ちゃんが鍋焼きうどんが好きって言ったら『あ、あぁ…』ってなるっていうか…」
烈都「お前さりげに酷いこと言ってるな」
颶優「でも例え方は凄くそれっぽくてわかりやすい」
廉「うっ、うぐぐっ…!もう!好きな食べ物美珠ちゃん本人に聞いてみる!!」
百々「えっちょ、待ちなさいよ!」
廉「美珠ちゃん!」
美珠「ん?どうしたの廉ちゃん」
廉「美珠ちゃんの好きな食べ物って何?」
美珠「す、好きな食べ物?ええと…いろいろまとめたいからちょっと待ってね」
廉「うん、わかった!」
百々「割と近くにいたのね美珠ちゃん…」
烈都「でも俺らの会話は聞こえてなかったみたいだな…」
颶優「はぁん…美珠ちゃんほんと可愛い…マジ天使…」
廉「…でも女の子らしい好きな食べ物ってなんなんだろうね…予想がつかないよ」
百々「…(考え)、フルーツ系統とか?」
颶優「あー、女の子ってフルーツ好きだよね!」
廉「そっか、フルーツか!んー…あたしは林檎が好き!」
一同「(白々しい瞳を向け)」
廉「何よまたその眼…っ、じゃあ苺!」
一同「(目を逸らす)」
廉「うぐぅうっ、ならオレンジ!」
一同「(顔を覆う)」
廉「何で皆していじめの連携プレーするのーっ?!あたしフルーツ系統の食べ物言ったよ?!」
曩「…廉さんの場合は想像がつくんです。なんていうか、林檎だったら林檎を丸かじりするイメージがあるっていうか…」
廉「うっ…、た、確かにするけど…」
翠「おお…ワイルドだね…(苦笑い」
烈都「翠お前引いてるだろ」
翠「そんなことないよ!」
蒼生「ちなみに美珠は林檎食べる時はちまちま食べてるぞ」
廉「確かに林檎とかオレンジとかは丸かじりするけど!苺は流石にっ…」
百々「…あんたこの前1口に3つも苺食べたわよね?」
廉「うっ…!((図星」
蒼生「…ちなみに美珠は苺ですらちまちま食べてる」
曩「1口に3つってどれだけ大口なんですか…、あと蒼生さん美珠さんについてはもういいですありがとうございます」
颶優「まぁ俺は林檎丸かじりする女の子とか可愛と思うんだけどねー」
百々「…要はガサツなのよあんたは!好きな食べ物がどれだけ可愛かろうとあんたにはっ…!」
美珠「あっ、廉ちゃん!((駆けつけ」
廉「美珠ちゃん!好きな食べ物は?」
美珠「あのね、私マカロンが好きかなっ」
翠「可愛い」
百々「可愛い」
曩「可愛いですね」
颶優「マジ天使」
蒼生「俺の嫁」
廉「ううぅっ、やっぱり可愛いぃ…」
美珠「えっ、え?どうしたの?大丈夫?というか皆何してるの…?」
蒼生「ざっくり説明すれば廉がどうすればお前みたいに可愛くなれるか検討してる。まぁ見ての通り不可能なんだが」
美珠「わ、私みたいにっ…?!というか私可愛くないよ…?」
廉「うっ、あたしにはやっぱ無理…美珠ちゃんみたいに飾り気のない純粋無垢な可愛さを再現するなんてっ……(落胆」
烈都「というかさっきから黙って聞いてたけど、無理して女の子らしくならなくてもいいんじゃないか?」
廉「えっ、烈都くん今更感のあるその意見はやめてよ!」
烈都「あ、わりぃ。…俺女子の気持ちなんて全然分からないけどさ、無理して可愛くなろうとかあの子みたいに女の子らしくなろうってなるよりありのままの自分を出せばいいんじゃないか?」
廉「ありのままの自分…?」
烈都「そっ、さっきお前が林檎丸かじりするとか、お前が鍋焼きうどんが好きだとか、そのままの自分を出した方がスッキリするじゃん?俺は自分らしさ出してる女の方が好きだしさっ(笑顔」
廉「烈都くん……(感涙」
美珠「そ、そうだよ廉ちゃん!烈都くんの言う通りだよ…!」
翠「確かに、いつも通りいけば大丈夫なんじゃないかな?」
颶優「なんだかんだで烈都ちゃん美味しいところ持ってって腹立つんだけど(笑顔」
曩「そうですね…、百々さんどうしたんですか?」
百々「……、…何でもない……((←キュンと来た/顔を隠し」
廉「そうね…、わかった!あたし、ありのままのあたしを曝け出して輝慰くんにチョコを渡すわ!」

〜バレンタイン当日〜
廉「輝慰くん!受け取って!あたしの等身大のチョコ!(バーンッ」
輝慰「わっ、すごーい!ありがとうー♪」
廉「えへへ、…あたし、本当はもっとおしとやかで可愛らしくしたかったんだけど…ごめんね」
輝慰「え?何で謝るの?」
廉「…あたしには可愛らしさっていうのは向いてないし…」
輝慰「…僕のために可愛くなろうってしてたの?」
廉「うん…」
輝慰「そっか、ありがとう♪」
廉「え?」
輝慰「僕、可愛くなろうとしてる廉ちゃんも大好きだけど…、男勝りで勝気で大雑把で…それでも自分らしさを出していてる廉ちゃんがもっと大好きだよっ♪」
廉「き、輝慰くんっ…!(感涙」
輝慰「えへへっ♪廉ちゃん大好きだよ♪((ぎゅーっ」
廉「っ、あたしも、輝慰くん好きっ!大好きっ…!((ぎゅーっ」









結局バカップルで終わりましたねw
というわけでハッピーバレンタインでした!←




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