「イックトーっっ!」
「.....翼」
「おっはよぉおおおおおおっ!」
「...翼、お前チョコ食べただろ」
「うん、なんでー!?」
「うるさいから」
「うるさいくなんかないおー!」
「うるさい通り越して怖い」
「何が怖いんだコノヤロー!なんだ?何か文句あんのか黒猫!」
「別に」
「お前なー!私がテンションあげてんだからさー無理やりにでもテンションあげろよ!」
「わーめちゃくちゃ楽しいですー」
「わー!めっちゃ棒読み!ほらもっと大きな声で!」
「わーねむーい」
「わー!お前セリフにびっくりマークがねーじゃねーか!」
「わーびっくりマーク」
「ちがぁああああああう!おちょくってんのかァァァァァ!」
「翼。お前もうチョコ食うなよ」
「あぁ!?テメー私の母ちゃんかなんかか?何様のつもりだ!」
「正直ハイテンションになったお前にはついていけない。酔っぱらってるみたいで怖い」
「じゃついてくんな!」
「テンションあげろって言ったのはお前だろ」
「あ、そうだっけ?」
「……………」
「まーたテンションさげるぅー!つまんないぞー」
「…寝る」
「起きろーもう朝だよー」
「早すぎだろ起こすの。つかうるせーよ。今日は日曜だろ」
「お、いいねーのってきたねー」
「うん。じゃ、おやすみ」
「おやすみー………ってちょっと待てェエエエい!」
「まだなんか用か」
「まだ文字数少ないんですよ意外と。どうしますか?」
「どうしますか?じゃねーよ」
「じゃ、何しますか?」
「寝ろ」
「いやですよ。そんなつまんない」
「あのなぁ…知らねーの?夢の中じゃここよりもっと楽しい事が出来るんだから寝ろ」
「ほぅ?じゃ私が悪夢を見たらどうなんだよ」
「大丈夫だ。心配ない。今寝れば夢の世界を自由にコントロールできる」
「ま、マジでか!?」
「今だけな。後でじゃ駄目。」
「ホントか!」
「あぁ。だから早く寝ろ。」
「いまいち信用できない」
「大丈夫だって。寝ろ」
「イクトが言うと違う意味に聞こえるよね。あ、勿論そう言う意味でだけど」
「………………」
「え、なんでナチュラルにスルーすんの。ねぇ」
「あ、今寝ないともう夢の世界をコントロールできねぇ。寝よう」
「え?マジなの!?でもホームルーム始まるよ」
「まだ5分はある。(これ以上コイツの相手してらんねぇ………)」
「おぉ!じゃ、5分は自由気ままな世界にいけるな!」
「あぁ。(信じたし)」
「じゃ夢の中で大量にチョコ食ってやる!」
「程ほどにな。(結局現実とやってる事変わってねぇ…)」
「おう!じゃ、おやすみ!」
「………………だまされやすい奴」
「-----zzz」
*
なんだコレ。
ハイテンションっていうかただの酔っ払い。