「ふふん〜」


頑張ったかいあったなぁ〜。

たまたま、授業中に怪我して、いつも通り善法寺先輩に手当てをしてもらって、

どうせ手当てしてくれるの善法寺先輩だと思ってお茶菓子を持っていってたから、一緒に縁側でお茶してたら、

なんか困った顔の食満先輩が現れて、この前の事文句言ったら全力で謝ってくれたから、一緒にお茶をすることにしたら、

なんか用具委員会手伝う事になって、仕方ないから全力で手伝ったら、

棒つき飴をもらって、只今テンション高いです。


「食満先輩やっさしいなぁ〜そう言えば潮江先輩も頑張るとお菓子くれるから好きだな〜」


お兄ちゃんみたいで。

気分よく廊下を歩いていたら、三木ちゃんと綾君に出会った。


「ふぉ、三木ちゃんに綾君だ」
「○○か。」
「三木ちゃん××と仲直りしないん?」
「いい加減謝ればいいのにね。」
「「ねー。」」
「おまえら、人の傷口に塩をすりこむような事するな…」


落ち込んじゃった三木ちゃんに、仕方ないからあめ玉をあげるとお前は子供かと言われた。

「あたし、まだ子供だよ。三木ちゃんもじゃん」
「はぁ…」


ため息をつく三木ちゃんの横の綾君にもあめ玉をあげとく。


「綾君、さっきから気になるんだけどさなんで私をそんな哀れんだ目で見るの?」
「○○の今後が可哀想だからでーす。」


うむ。なんか思い当たる節があるぞ。
綾君はたしか作法委員だったね。つーことは、


「あは、立花先輩まだ怒ってる?」
「それは、もう般若背負うくらい。」
「ありゃ、私また綾君に飴あげられるか心配だわ。」
「じゃあ、今全部ください。」
「はっ?やだし。」


そんな他愛のない会話中も三木ちゃんはいじけてた。


「んじゃあ、私は私の安全のためにくのたま長屋に帰ります。んじゃっ」


ビシッと敬礼して私はまた足を進めた。





まだまだ続くよ〜


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