「まぁ…大きなお屋敷?」
「違うよ○○ちゃん。看板見て」
「忍術学園…忍者の学校ってばれて良いんですか?」
「作者の事情なんだって。」
「それも、言って良いものなんでしょうか?」
そんなことを話ながら、私は綾部君に連れられて忍術学園へ訪れました。
煌めきを求めて
「かくかくしかじかで、こうなりました。」
小松田さんと言う方に手続きをしていただき、学園長先生の所にやって来た私は、食堂のおばさんにいただいたお茶を飲みながら綾部君が事の経緯を説明しているのを聞いています。
(お茶……美味しいです…)
「ふむ…」
「学園長先生、食堂で○○ちゃんにお手伝いしてもらうのはどうでしょう?1人より2人の方が私も楽ですし。」
「食堂のおばちゃんが良いならわしはかまわんが」
「それで良いんじゃないですか?(○○ちゃんが居れるなら僕はそれで良いし。)」
なんだか、勝手に私について議論されてるみたいなんだけど、あまり分からないからお任せしていると、私は食堂のおばさん……食堂のおばちゃんの助手として住み込みで働かせてもらえることになりました。
(これでひと安心です。これも綾部君のおかげですね。)
「では、綾部君授業頑張ってくださいね。」
「えー」
「"えー"と言われても…」
クスクスと笑う私に、じゃあ少し頑張ると言い残し綾部君はスタスタと歩いていってしまいました。
「今日からよろしくお願いします。」
私は、食堂のおばちゃんに連れられて私に割り当てられた部屋に荷物を置き日常必需品を少し分けてもらうと、食堂に向かうのでした。
新しい生活は、いったいどうなるのでしょうか…できれば、キラキラ輝く素敵な日々でありますように。