…小松田さんのお話……



「ねぇ、小松田さん。」
「どうしたの?」
「この頃、委員会の集まりが多いようですけど何かあるのですか?」


委員会?
あぁ、そう言えば予算会議がそろそろだったっけ。

また、あんなことになるのかな?
僕なんか去年毒虫まみれになったり生首フィギアに頭をぶつけたり散々だった気がする。


「予算会議があるからかな?」
「ん………」
「まだ何かあるの?」
「この頃綾君が一生懸命穴堀してるから聞いてみたら、委員会の仕事だって言ってたの…」


喜八郎君は…作法委員会だったから、仙蔵君が委員長だっけな…あぁ、何となくわかった。


「忍術学園の予算会議はね、合戦みたいに激しいんだ。今から会計委員を降伏させるために色々準備しているんだ。」
「だから、立花君にあんなに口止めされたのね。」


どうやら、○○ちゃんは仙蔵君に喜八郎君の作った罠の位置を口止めされてるみたい。

疑問が解決されたからかスッキリした表情の彼女は、僕と同じ年のはずなんだけどなんだか幼く見えるな。
○○ちゃんって、安心したらほっとした表情になったり…結構顔に出るんだよね。僕ほどじゃないけどたまにドジったりするし。なんだか、妹みたい。(同じ年だけど)


「なんですか?」
「あっ、ごめん。」


いつのまにかジッと○○ちゃんを見ていたみたい。


「今から、夜食作るんですけど運ぶの手伝ってくれますか?」
「もちろんです。」





妹のような同じ年






(綾君何でジッと見るんですか?)
(○○ちゃんと小松田さんは兄妹みたいだから、許します。)
(何を許すのかわからないけど…ありがとう。)




…後書き……
最初は、小松田さんの1つ上の予定だったので、妹のようた年上 っていうタイトルだったんですが、綾部君と結構歳のさができてしまうなぁ…と思い直して小松田さんと同じ年にしてみました^^

だから話の節々がちょっとおかしくなってるかも…です。


prev next

bkm
「#オメガバース」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -