「リチャード?リチャードっ?
知らない、こんな男!!私が知ってるのは可憐な少女、リチャードっ」
「僕は男だっ」
久々の再開でよろよろの男があの可憐なリチャードと同一人物と知ってショックを受けた。
信じたくない
「アスベル、今日から私のお兄様になって?」
「俺?別にいいけど。」
幼馴染みのアスベルは、私の憧れで、その弟のヒューバートは、私のライバル。このっブラコンが!!
そう思ったけど、ぐーと我慢してる。
「兄さんは僕の兄さんです。」
「○○もお兄様欲しい。」
「○○は、姉さんがいる」
「アスベルにお兄様になってもらいたいの!!」
予想通りヒューバートと口喧嘩になって、アスベルとソフィが困った顔をした。
「友達は喧嘩しちゃダメだよ」
そんな私たちの間に金髪の可愛い子が割って入って来た。
「「リチャード邪魔しないで」」
「友達っ!!」
リチャードも参加して三つ巴の接戦にアスベルとソフィは唖然としていたが、そのうちアスベルが場をおさめた。
そう、あの可憐で可愛いリチャードが、お・と・こ…
「嘘よ信じないわ…
必殺、ダブル飛び膝蹴りっ」
「ぐはぁっ」
思わずかましたダブル飛び膝は、見事に(自称)リチャードにヒットした。
「○○っ、とどめ刺してどうするんだよ!!」
「いやよ、私信じたくない!ソフィ〜」
私は、ソフィにすがるのだった。