「そうですね…来年の事も考えて、夏の間にTの範囲を進めつつ応用や確認復習を進めていきたいので、少し多目にコマを組ませていただきました。」
久々知君はいつも思っていたが美人である。
まぁそんなわけで、お母様はとても美しかった。
「ふぅ…」
夏期の前の面談をなんとか乗り越え…あぁ疲れたと講師ブースでのんびりしてます。
土曜の午前という時間だったりしたから、久々知君は残って自習してるみたい。
さっきも、ブースに入る前数学であるが質問してきてくれた。
みんな久々知君や浦風君みたいにいい子ならいいんだけど…
バイト仲間の利吉君の手を現在進行系で焼いている福富君を見ながら思った。まぁ、いい子なんだけどね…いい子なんだけどね…。
「てなわけで始まりましたよ夏休み。そして夏期講習!学校は休みだけど頑張ろうね。」
にっこり笑いながら久々知君は、はいと答えてくれた。
いつも通り宿題直しと小テストを進め、今日の範囲に入り、なかなかいい調子で進んでいった。
遺伝の範囲もよくできているし心配なさそう。
追加でプリントを何枚か解いてもらい、完璧と言えるできの彼に何を教えればいいのやらとちょっと頭をがしがしかきながら今日の授業も無事に終えました。