「………ねぇ…シャンクス…なんで私の部屋にいるの?」
「ちょっと話があってよ。」
「なんで、普通に入ってるの?」
「ん?頭だし…」
「だしじゃないし…」
こっちに来いと手招きされるがまま、シャンクスが座る私のベッドに歩み寄ってそのまま横に座った。
「なぁ…」
「はぃ、」
「○○にとって俺はなんだ?」
「はぃ?」
二人で天井を見ながら、
何となく会話をしていた。二言三言…てきとうな会話を。
そうしたら、口調が変わったシャンクスが変なことを聞き出した。
ここは、どう答えたらいい?
色々濁して"頭"
まぁ当たり触りなく"命の恩人"
正直に"好きな人"
どうしましょうか…
「○○?」
「難しい質問だな…私的には…3つある。」
「3つ?」
3つ、
繰り返すと、シャンクスは頭をかきながら3つ目とボソリと言った。
「はっ?」
「3つ目」
「いや、嫌だから。」
「なんでだよ」
「いやだから」
「おし、3つ目だ」
「ふざけんなし」
「言えっ」
と思いっきり顔を引っ張られ、痛さに涙をこぼすも、まだ引っ張られる。
「1…頭
2命の恩人………です。」
「3つ目だ」
こなくそ…言えと言うのか!!
「言わないっ。」
と叫んだ、シャンクスが意地悪い顔をして笑うと、何を思ったかベッドに倒れ込んだ。
あぁ、なんか勝ち目無さそうだな。
「じゃ、条件一つ。こどもみたいな無邪気さで、とろけるようなキスをして」
いたずら口調で子供のように言い返せば、
驚いたのか目を開くシャンクス。ざまぁみろとほくそえんだ私に、不意打ちにキスをした。
「さぁ言え。」
「私の負けか…好きな人。3つ目は好きな人。」
その答えに満足したのか、ニカッと笑うともう一度キスをしてシャンクスは部屋を出ていった。
(あぁ、私はあの人には勝てないのか…)
いまだに静まる気配のない鼓動に、頭を掻いた。
こどもみたいな無邪気さで、とろけるようなキスをして