「だから、無理なんだって」
意識しすぎて、近くにも行けない日々。
一人膝を抱えて
あのワンピースの一件から、何だか色々と言われる今日この頃です。
はぁ、何だか毎日が疲れるな。
「マルコ、疲れました。」
「そうだろい。何もしてねーんだからな」
「嫌みで返さなくても良いじゃん」
本気でしょんぼり落ち込み出した私にため息ひとつなマルコ。
あの一件以来、エースを見かけたらすぐさま走り逃げると言う最低な行動を繰り返している私。きっと嫌われました。そして落ち込みます。なんて悪循環。
「エースがよい」
「何?」
「嫌われるような事したかってよい」
「……………」
「○○の分かりやすい行動見てそりゃねーだろい。気にするなって言ってお「ありがとマルコ」
「話を中断するなよい」
「ごめん」
「それにしても○○は、分かりやすい」
「ほっといて」
マルコは、私の大好きな兄さん。昔からこうやって何かと世話を焼いてくれます。
(昔から海に落ちた私を拾うのは、マルコのお仕事だよね)
(お陰で網さばきが上手くなったよい)
(そうそう、いっつも大きな網で掬い上げられてた。)
そんな様子を後ろから見られているとは思わなかった。