「エースっ」
「待ちなさい!」
「しばくわよっ」
「止まりなさい炎野郎っ」
なんなんだっ!?
何で俺がナース達に追いかけられてんだよ?
マルコとサッチが嫌な笑い浮かべてたのが気になるな…。
それにしても、いつまで追いかけてくんだよ?
「ダメよ?逃げちゃ。」
「げっ…」
そういやナースは、結構な人数居たんだった…
「もう逃げちゃダメよ?」
「わかってるわよね?」
「後々困るのは貴方よ?」
四方八方囲まれた…ナース達じゃなかったら能力使えるのによ…。
実は、一番強かったり
いつのまにか正座された俺は、なんだかすげー怒られてんだけどいまいちピント来ない。
「何であんな安物一つなのよ!」
「なんのことだ?」
俺はただ昼寝してただけだ!!
「ピアス」
ピアス?
○○の事か?
(なら納得。○○の事になると一番こえーのはナース達だからな)
「あぁ…俺も他に買ってやろうと思ったんだけどよ、いらないの一点張りだったんだよ。」
「それでも買って贈るのが男でしょ!!」
「それともう一つあるわ」
これだけじゃねーの?
(眠い…)
「ウェディングドレスも知らないなんてどれだけバカなの!!」
「女の子の憧れよ」
「知らないなんてサイテーよ」
「いったいどうやって成長したのよ!!」
おいおい、こっちの話題の方が重要なのか?さっきよりも怒り具合高いぞ!?
「2時間は覚悟しておきなさいよ。」
サッチ、マルコ……覚えてろ?
1時間経過
(なにやってるの姉様?)
(あら、○○は気にしなくていいのよ…全然。)
(?)
2時間経過
(サッチとマルコは俺たちの買い物邪魔したぜ)
(何よそれ?)
(許せないわね)
(あいつら…よくもぬけぬけとエースのことだけ報告するなんて…)
(許せないわね。)
ざまーみろ、サッチにマルコ。
2時間半経過
(サッチ、マルコ?)
(ん?)
(なんだよい?)
(((覚悟しなさい!!)))
2時間半経過
(○○)
(あっ、エース。)
(コレやるや。)
(ありがとう。)
中身はお揃いの金輪のブレスレット。