「マルコ、寂しくなったね。」
「あぁ。」
本当なら、サッチとエースも傍にいて掃除をしながら騒いだり、釣りをしながら話したり、騒がしいはずなのに、甲板はなんだかとても静かで私を不安にさせる。
「寂しいな…」
「○○、お前はこうなることわかっててエースを送り出したんだ。」
「わかってるはずなんだけどな…」
「だったらサボらないで仕事しろい」
くしゃっと髪をぐちゃぐちゃにしながら昔みたいに頭を撫でてくれるマルコが傍にいてくれる。私は、それが嬉しくて仕方なかった。
大切な2人が抜けた穴は大きいけれど、私はきっとやっていける。
エースを笑顔で迎えなくちゃいけないんだもの。しっかりしなくちゃ。
「ありがとう、掃除してくる。」
待ちます。
エース。あなたはこの広い海の何処にいるんですか?
元気にしていますか?
ちゃんと食べてますか?
私は、エースが帰ってくるのをちゃんと待ってるよ。だから、笑ってただいまを言ってね。