「さぁ、説明してもらおうかねい?」
非常にまずいことになりました。
「あのね…私が誘ったの。」
船に戻ると、マルコとサッチが腕を組んで待ち構えていました。
私が誘ったのだと何回言っても聞く耳持たぬで、エースと2人途方にくれ、顔を見合わせました。
「だからね、私がエースに町に行こうって誘ったの。」
「誘いに乗ったのは、エースだ。だから、エースが悪い。」
「それ、へりくつだよ…」
大人げない対応に若呆れていると、エースに2人が飛びかかっていった。あぁもう、なんで町に行くだけでこうなるの?
「親父様ぁ!!ただいまっ」
仕方ないので最終手段に親父様を呼びました。
激怒、兄の怒りの矛先
そのあと数日、エースがマルコとサッチに追いかけられている姿が見られました。
「姉様、私が下手に入ったらどうなると思う?」
「火に油を注ぐだけね」
「私はどうすればいいのかな?」
「エースにそっと差し入れでもしてやりなさい。ついでに2人にも差し入れすることを忘れずに。」
マルコとサッチの怒りの矛先は、いつでもエースだけに向いている。
(困ったものです。)