「エース船長を返せ!!」
彼が気を失って、私がマルコに捕まってせっせと船の清掃をしていたとき、彼の仲間が乗り込んできた。
悪い事にみんな食事に行ってしまって、私と数人しか残っていない。このパターンって…
「ねぇ…」
「ん?○○もやるんだぞ。」
やっぱり?なるべく戦闘は避けてきたのにな…
避けてきたのにな。
私も戦わなくちゃいけないんだ。
「諦めてさっさと頑張ってこい。」
4番隊の先輩に強く背中を押されて、戦闘モードの彼らの前に出された。
なんか目が怖いよ…。
「女だからって手加減しねぇぞ!!」
…そんなこと言わないで、手加減して欲しいな。(無理だよね?ちゃんと分かってるけどね…)
仕方ないから何ヵ月ぶりかに実戦します。(平気かな?無理だったら助けてくれるよね?能力者だからって自力で何とかしろとか言わないよね?)
「ボケッとしてんじゃねぇっ」
ボケッとしてたわけじゃないです!
「Melt!!」
向かってきた男の持つカットラスを溶かして、そのまま固め直し小ナイフ何本かに形成し、驚いてるところ悪いんだけど、ちょっと飛び上がって鳩尾にを一蹴りする。
そのまま小ナイフを次にやって来た人たちの足に投げ刺して動きが止まったところで一発づつ入れさせてもらいました。
「ふぅ、」
(能力者にいきなり会ったら誰だって驚くよね…)
3、4人なんとかやったから、もうお仕事終わりでいいよね?
そろーと後ろを見たら、頑張れと言う目線だけ返された。
逃げちゃダメかな?なんだか標的にされてるような気がするし…(なんでこういうときにサッチとかマルコいないの?)
そのまま成り行きで大乱闘になりました。
(私、銃器も刃物も効かないのに、みんな頑張って私に攻撃してくるから申し訳なかったです。)
仲間思い
彼が起きる前に、揉め事は終わりましたが、怪我人は大量に出ました。(私は無傷だけどね。能力者でよかったとはじめて思いました。)
ヒロインの能力を書いてみたくて頑張ったのですが、話がまとまらなくなっちゃいました。
モノを溶かして好きな形に固める能力者です。
そのうち詳しく書きます。