それは、春島での出来事だった。


親父が船から久々に出たと思ったら動物を拾ってきた。

しかもそれが、人間だってことには、驚愕した。

そして………





「おめーら、こいつを頼むな。」



との、親父のお達しに俺たちは驚愕するのだった。



「はいっ?」



しかもだ、
事情は詳しく聞くなと言う。

親父に限ってねーとは思うけどよ、拐ってきてねーよな?

チビ娘が親父に引っ付いてるところからそれはねーみてーだ。




チビ娘は、親父の足にしがみついて俺らから隠れる。
隠れては顔だけだして様子を伺い隠れる。


(小動物かよ。)




はぁ、親父、
俺らにどうしろと?






     はじめまして、チビっ子






(で、名前はなんだい?)
(………○○)


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