「サッチ!!終わったよ。」


○○が俺の隊に来てから早くも一ヶ月。まぁなんとか隊員に馴染んできた。
みんな○○が可愛いらしく、一人でいるのを見つければ誰かが近づいて手伝う。いい光景だが、○○にとって良いことかは不明だ。まぁマメに働いてるからいいのかね。

そのうち戦闘訓練とかしねーといけねーなと思うが、○○が怪我しないかと思うと胃がいてーんだよな。マルコに押し付けるか。
それにしても○○から"さん"を取るのは大変だったな。なかなかとられーんだもんよ、一ヶ月頑張ったぜ、俺。


「ねぇ、サッチ」
「あぁ、お疲れ。ナースの所行って勉強してこい。」
「はーい」


パタパタと駆けて行くとこなんかもう可愛くてしかたねーんだよな。
嫁に出したくない父親の気持ちがわかってきた。





     お仕事は、できます。





(親父様、お仕事ちゃんとしたらね、サッチ誉めてくれたの。)
(よかったじゃねーか。)


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