「サッチさん、揺れてます。」
「そだな」
キラキラした目でマルコの髪を見つめる○○を胡座をかいた足の上に乗せ、下で部下に指示しているマルコの髪を俺も観察する。
「確かにおもしれーよな」
改めて思う。あいつの毛根はどうなってる?
本人に聞いたら殴られそうな気がするからやめておくとして、
このチビ娘をどうにかしねーと俺は仕事ができねー。
ほっておくのも、なんだしな。ナースたちも忙しそうだしな(親父の事で)。
なら親父んとこに戻すか。
十分マルコ観察も楽しんだことだしな。
「ほれ、親父んとこに戻るぞ」
「ん、わかった」
俺の上からひょいと降りた○○を片手で持ち上げてやる。
ビックリしたのか俺にしがみついて可愛いな。
妹ってのはこんな感じなのかねぇ?むしろ娘って感じか?まぁいい。
親父んとこに預けよう。
マルコ観察
(ただいま、親父様)
(グララ、サッチに遊んでもらったのか?)
(はい。マルコさん観察しました)
(なんだそれは、グララおもしれーな。)
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