室町にタイムスリップを果たして幾日か経ちました。
今私は、忍術学園の事務員さんしてたりします。


「ふむ、事情はわかった。」

の一言で、どこの馬の骨とも知れぬ女雇っちゃうとか学園長太っ腹だな。





再就職





「平成は就職難なのに…こんなに早く再就職できるなんて…私感動だよ。小松田君」
「○○さんの時代は就職なんだったんですか?」
「そうなんですよ…」


三郎の証言もあり、私はこことは違う時代の人間だと言うことを大抵の人に信じてもらうことができてます。この小松田君もその一人で、右も左もわからない私に色々教えてくれました。まぁ、事務の作業は増やしてくれたけれども…可愛い弟だと思えば辛くない。辛くない…残業増えたって辛くないんだから。

綾部君の落とし穴を避け、小松田君を落とし穴から遠ざけながら、ただいま庭掃除中でございます。


「仕事できることに大感謝だよ。」
「○○さんは、仕事好きですね。」
「うん。自分で稼いだお金で生きていけるって幸せだと思うのよ、私。」


こんな感じで、雑談しつつ仕事できるんて…何て素敵な仕事場だろうか。幸せ噛み締めつつ、今日も小松田君の失敗の尻拭いをするのだった。


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