どうも、都会の隅っこでほそぼそと暮らしてます○○と言うものです。
人生ノリで生きてるような私も社会人なので、ちゃんと仕事してたります。帰り道にヒールの音を響かせながらグイッと背伸びすれば、間接が鳴った…年かな?
「ふぅ疲れた…」
まぁ、仕事でへまをやらかして、予定外残業に突入…やっと終わった!ってところだから疲れててもしかたないか。
そうそう、疲れてるとき私って余計なもの買っちゃうんだ…さっきなんか、コンビニによって弁当と発泡酒を買うつもりがチョコケーキをデザートに買っちゃったし。
はぁ…帰ったら、食べてお風呂入って、沢山寝て…そうだ明日は土曜で休みだから、昼まで寝ちゃおう…。
そうこうするうちにマンションまで着いちゃったわ。
「ただいま…」
独り身の可哀想なOLを迎えてくれる人はいないけど、一応言っちゃうんだよな…癖で。
2LDKのこの小さなマンションの一室は、私の楽園。
とりあえず弁当チンするか…
電気をつけながらそんな事を思っていたら、首にヒンヤリしたものがあたった。
「へっ?」
しかもなんか背後から羽交い締めにされてるんですけど…強盗?強盗さん?えっ、私のお家には大したものありませんよっ。なんせ、OLのお家だぜ!!入るなら、もうちょい下調べしなよ!!
「お前は誰だ?
ここは何処だ?なぜいきなり明るくなった?」
なんか、強盗さん(仮)に話しかけられた…話しかけられたってか、質問された?
えっいや、
誰だって?お前こそ誰だ!!
何処だって?私の家だ!!
明るくなったかって?電気つけたからだばか野郎!!
質問の答えはあるけどいう勇気がない…けども、やっぱりこれだけは言わせてもらおう。
「人ん家でなんなのよあんた!!」
泣きながら叫べば、腕の力が少し緩んだ。(おぉ、ラッキー)
刃物も首から少し離れたみたいだから、必死こいてなんとか逃げ出した。
そんでもって、なんとか振り替えるとそこには…
忍者装束の少年がクナイ持って立っていた。(なぜ分かったって?漫画好きがこうじて忍者について調べまくったからだ。)
えっ…なんだこの状況。
なんだ?忍者マニアか?マニアなのか?
「ねぇ、強盗にコスプレってないと思うよ…」
私は、目の前の少年に思わず呟いた。
だって、私の大好きな忍者が犯罪なんて許せないもん。
平穏崩れ去る