男鹿貴之と古市辰巳どっちがしっくりくるかって話。

リバ注意!
バカップルがアホな会話してるだけです!




「なあ古市、男鹿貴之ってしっくりくると思わねえか?」
「は?なんだ唐突に」

男鹿はいつもの調子で、なんの前触れもなくそんな事を言い出す

「いや、なんとなく?」
「なんだそれ」

それだけ言うと、男鹿はジャンプを読み出す

「………………」
「………………」

男鹿貴之…って……なに、それってそういう意味?
…いやっ、どう言う意味だよ!
何考えた今自分?!!

思わず持っていたごはんくんの単行本を落とす

「なにやってんだ古市?」
「えっいやっ」
「…?」
「…つか古市辰巳の方がしっくりくる気がするんだけど」
「は?」

うん、そうだよ、男鹿貴之と古市辰巳だったら絶対古市辰巳の方がしっくりくる!

「いや、んなわけねーだろ」
「いやいや、発音してみろって!語呂合うから!」
「いや、漢字的には男鹿貴之が良い」
「いやいや、漢字より語呂だろ!」
「いやいや」
「いやいやいや」
「…………………」
「…………………」

なんだこの言い争い!!
アホみてえ!!


「は…早くジャンプ読んで貸せよ」
「…………………」
「男鹿?」
「つか、古市は俺の嫁なんだから男鹿貴之で決定だろ」
「…はい?」

え?
何?
嫁?


「だれが嫁だって?」
「お前が」
「誰の」
「俺の」
「いやいやおかしい」
「なんでだよ」

だっておかしいだろ!!

「逆だろ?」
「何が?」
「俺がお前の嫁なんじゃなくてお前が俺の嫁だろ」
「は?」
「というわけで古市辰巳だ」
「いやおかしいなんで俺が嫁なんだよ」
「むしろなんでだよ」
「いやどう考えても古市の方が可愛いし嫁って感じするだろ」
「いや男鹿の方が可愛いし普段とのギャップがやばいよね」
「な、なんだよギャップって!」
「普段は喧嘩ばっかしてるし強いのに俺には弱いとことかキスしただけで真っ赤になるしほんと、男鹿はかわいいって!」
「な…っ、ふ、古市だって可愛いだろ!髪の毛さらさらだし銀髪綺麗だし、まつげ長くて可愛いし寝顔なんてもうたまんない!」
「寝顔だったら男鹿の方が可愛いし!普段の傍若無人極悪非道なドSオーガからは想像もつかない可愛さ!俺だけの辰巳!!!」
「やっ、やめろあほか!!!!」
「照れた!!可愛い!!!!!!」
「黙れアホ市!!!!」


「おい貴様ら、ぼっちゃまを挟んでなにをアホな会話をしている」
「ヒルダさん!絶対男鹿の方が可愛いですよね?!」
「おいヒルダ!どう考えても古市の方が可愛いよな?!」
「…そんなどうでも良い事に興味はない」

そう言うとヒルダさんはベル坊を優しく抱き抱えてゴミ虫を見るような目で去っていった

「…………うん、なんでこんな会話してんの俺達」
「古市が可愛いから」
「黙れ」


あー…恥ずかしい



「まぁ…もういいよどっちでも」
「おおっ、じゃあ俺の嫁は古市だな!」
「やっぱよくない俺の嫁は男鹿だ」



そして続く永遠ループ





とりあお互い可愛く見えてるおがふるおが可愛い
実際両方可愛いのよ!









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