超興奮した!また使いたい!by Mさん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はじめまして!こういうの初めてでめちゃくちゃ緊張するけど、どうしても!!
特製アダルトグッズ福袋欲しくって体験談書くことにしました!
ぜひ当選させてください!!
よろしくおねがいしまーす!!
ってことで、体験談いきます!!
アナルビーズプレイなんですけど、使ったのは俺じゃなくって、えっと恋人のRなんです!
Rとは付き合ってもう半年になるんですけどー!
めちゃくちゃ可愛いんです!!ハーフで、すっげぇ天使みたいで、すっげぇキラキラしてて笑顔とかめちゃくちゃ〜

<中略>

ね!?すっげぇ可愛いでしょ!?
そんな可愛いRとラブホに行ったんですよ!
Rはめっちゃ緊張してて、それがすっげぇまた可愛くてー!
お風呂一緒入ったりすんのは恥ずかしがって無理っぽかったから俺が先に風呂に入ってたんですけど、あがったらRがアダルトグッズの自販機じーっと見てて!!
うおー!って興奮しちゃいました、俺!!
だってRってそういうの興味ないのかなーって思ってたから!
俺すっげぇ嬉しくって一緒になってみてみたら友達がオススメしてたアナルビーズがあって!!
もうこりゃ買いだなって思って買っちゃいました!!
Rはびっくりしてたけど俺がお願いすると顔真っ赤にして「いいよ」って頷いてくれて!!
もう俺ここでギンギンですよ!!
Rに飛びつきたかったけどアナルビーズも使ってみたかったから後のお楽しみにすることにして、さっそく使ってみました!!
結論から言うとめっちゃよかったです!!!
Rは狭いから(いやそれがチョー気持ちいいんですけどね!もうほんとRは顔も性格も身体も俺の中で一番です!!!)無理かなって思ったんですけど、じっくりほぐしたら大丈夫でした♪
指でちゃんとほぐしてローションいっぱいつかって!!
ビーズ挿入ですよー!
ピンクの丸いのが一個入ったときには興奮で俺の方がハァハァ言っちゃってました!!
Rも顔を真っ赤にさせて目を潤ませて、
「っ……ん」
とかって声出しちゃってすっげぇ可愛いんです!
本当にRってベッドの上では(いつも可愛いんだけど)さらに色気が増しちゃって可愛いんです!!
さっきも書いたと思うけどハーフで色が白いからすぐ赤くなっちゃって、それが〜

<中略>

って感じなんですよー!!
わかってくれたかな?!
えっと……あ、そうだそうだ。で!一個入っていってすっげぇ俺の興奮も息子の興奮もマックスです!
Rのも勃ってて、それを恥ずかしそうに隠しちゃってるのがまた燃えるんですよねー!!
もうすっげぇ可愛いんですよー!どう可愛いかっていうと〜

<中略>

って感じでですね〜、もう俺何回も心臓撃ち抜かれちゃってます!!
えー、あ、そうだそうだ、えっとビーズをですね、一個入れたらあとは結構スムーズにいきました!
Rも照れてたみたいだったけど、恥ずかしそうにしながら可愛い声だしてて!
もう俺大興奮!!!
10連結だったんですけど、入ったのは半分くr





―――――プツン。


音を立てて液晶画面が真っ暗になった。
「……え、えええええええええええ!?????」
キーボードを打っていた守は真っ青になりながら何度もキーを叩いてみる。
だが反応はなく、焦ってどうしようかと隣室にいるだろう鈴哉に相談しようと思い後ろを振り向いて―――
「あれ。リュート来てた……の」
般若の形相でパソコンのプラグ片手に仁王立ちしているリュートに気づいた。
へらりと笑顔を浮かびかけた守はリュートの鬼の形相に顔を強張らせる。
「おい、守」
いつものリュートよりやたら低い声には怒気が含まれていた。
「ど、どうしたの、リュート?」
恐る恐る声をかけるとリュートは鋭い眼差しで射るように守を見る。
「お前、いま何してた?」
「え……いま? え、っと……あの、体験談をさ、送って掲載されると特製アダルトグッズ福袋があたるっていう企画があってて! で、ほらこの前アナルビーズ使ったときあったよね? あのときのことを書い―――ってぇえええ!!」
へらへらといきさつを喋っていれば、ふらり近づいてきたリュートが突然鉄拳を守の頭に落とした。
驚きと痛みに守は頭を押さえながらリュートを見る。
「な、なに!? リュー…」
「変態!! ボケッ!!」
言うなり踵を返し部屋を走り出るリュート。
守は慌ててリュートを呼びとめた。
「リュート! 待って!」
リュートの足が止まり、少しだけ首が傾く。
「だ、だってリュート言ってたじゃん……! 『これ、嫌いじゃないかも』って……ッテェ!!」
話途中でまたリュートが今度は近くにあったリモコンを投げつけてきた。
見事に額にあたり守はその場に崩れ落ちる。
「……絶交だ」
「……絶交……?」
侮蔑の眼差しとともにリュートは言い捨て、今度こそ出ていってしまった。
呆然とそれを見送る守。
「……なんの騒ぎだ?」
そこへ隣室から鈴哉が出てきた。
「喧嘩でもしたのか?」
苦笑まじりに訊く鈴哉に守は床に這いつくばったまま半べそ状態でことのあらましを話した。
「―――ってことなんだよー! やっぱリュート恥ずかしかったのかな? でもさ、嘘は書いてないし! それに採用されたら特製アダルトグッズ福袋が当たるんだぜ!? なんでも特製ローションとか、極太バイブとか〜……っぐぇ!」
そして三度……言葉途中で守の声は潰れた。
「す、スズ?」
恐る恐る背中を踏みつけてきた鈴哉を見上げるとリュートと同じ侮蔑を含んだ眼差しが守に向けられていた。
「…………変態」
一言冷たく呟くと、鈴哉は自室に戻っていった。
ガチャリ、と鍵のかかる音がシンとした室内に響く。
「……体験談書いてただけなのに」
小さな悲しみを帯びた守の呟きは誰にも届くことはなく。
保存なんて一度もしていなかった3時間かけて書いていた体験談はあとかたもなく消え。
残ったのは親友からの冷たい言葉と、愛するリュートからの『絶交』の言葉だけだった。


「……特製福袋……絶対リュートも内容見たら欲しがるはずなのに……」

懲りない守の呟きは静かに室内に霧散したのだった。



☆おわり☆

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


[*prev] [next#]