自分はここに帰ってくるのだ、と
あなたはいつか気付くといい
ここでわたしは両手を広げて待っていた
あなたと過ごしたこの場所で
あなたを想って過ごしたこの場所で
でも幼いわたしは待ちきれなくて
あなたを探して海へ出るのです
広く、
深く、
限りないそこは、
あなたの姿をも隠してしまうのでしょうけれど
己が持つ信念は決して折れる事は無い
ただひたすらに前を見て、
わたしはあなたを追いかけるのだから
『じゃあ、俺は先に行くぞ、ルフィ』
だから、あなたはそこにいてくれればいい
あなたがわたしの導になるから
辿り着いたその先に笑顔のあなたがいてくれるなら
両手を広げてわたしを待っていてくれるなら
自分はここに帰ってくるのだ、と
あなたもいつか気付くといい
流れ着いたその場所は
120328
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いつだって、あなたがいるんです。
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