水星のたまゆら 愛は理由 永遠ってかわいい 雑踏という閉塞の中で 象のようにおまえを 茫洋、乳白に照らされ 触れて落ちて 私の愛しい秘密の薬 氷の底のあのままの魂 見ている 満ちた恥は深く深く 後ろを向いて微笑め 階届かぬ夢に咲く 不理解の逃走 君照らす花の名を おしのけてさめざめ 境界で不幸はさまよう 毒の虚像 隣のあの日 水のともし火 期日は間近 らしさ なんてくたばれ あんたの全部が逃げだよ 石榴と血と種