惑いの昼下り
幸せに在ることを認めよう
満ちるの反対
みじめのにおい
あの冠はどこかで欠けた
そこで咲いて、光のように
孤独の夕景
僕らの憂鬱を透かして
掃き溜めの溜め息
愁嘆場に虫
伴う感情
私の庭とあなたの部屋
フツウでごめんね
取るに足りない日々でした
どこかで見ている
愚かで粗末で美しい
形をなぞってさよならね
どこにもあたしの現実なんてないんだから
夜から見た言葉
生きているから思うコト
哀れだからと許してあげる
浜辺の終わりで白波に
高じた心が舐り食む
そうね悲しみだけが許すのならば
夕焼けが私に夢を見ているのよ
東に沈む花の名は
　腐敗とソーダ水
わたしがすくうあなたがわたしをすくう
誤魔化しの唇
息するだけで目減りする
あの情の辿り着くのは
いずれ綻び、君と朝を結ぶ