言の端 | ナノ

言の端


▽04/22
愛が傘を突き破って降り注ぐ。愛は僕の体をも切り裂き傷付ける。けれど、僕の体から流れ出たそれもまた、愛だった。
2020/04/22 21:48


▽04/05
スケジュール帳、紙の上で光る跡。修正テープの跡。思い出になるはずだった未来の跡。虚空の跡地。
2020/04/05 09:38


▽03/31
色彩をくれた神様と恋をした私。だけどやっぱり神様じゃ遠いから、側にいてね。
2020/03/31 13:49


▽03/28
心臓が、きゅうってなるの。きみのことが好きで、たまらないの。
2020/03/28 19:15


▽03/16
全部夢なんじゃないかって思うの。でも私、悪夢から目覚めて幸せな人生を送ったとして、それでもやっぱり、あなたを探してしまうと思うの。
2020/03/16 22:18


▽03/16
全部夢なんじゃないかって思うの。産まれたところから全部悪夢。醜い身体も、乱暴な父親も、愛してくれない母親も、死んでしまった妹も、酷いことしてくる人信じたくない出来事全部全部、夢。私まだ、優しいお母さんのお腹の中で、眠っているだけなの。
2020/03/16 22:06


▽02/27
いっとう美しい女がうっとり微笑んでひっそり囁く、「あなた、」ふっくらした頬をゆっくりと指が撫ぜて、ただ、ただ、こっくりと甘いひとときでした。
2020/02/17 22:54


▽02/17
だって言葉が見つからなかった。呆れたような諦めたような笑みだけが零れた。どうしようもなかった。恋だった。
2020/02/17 22:13


▽02/16
お下がりの幸福と不揃いな失意を抱えて僕たちは沈む。
2020/02/16 09:08


▽01/27
貴方のいない天国よりも、貴方がいる地獄がいいわ。灼ける肺も、煮える腸も、熔ける脳も、燃える心臓も。全部ぜんぶ、二人のものよ。
2020/01/27 21:45


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