誕生日 @

「ねえねえ宍戸、どう思う?これ。」


部活の前、部室に入るとみんなが俺の誕生日を祝ってくれて
一人一人プレゼントを用意してくれていた。
そん中で一人だけ用意してなかったのがジローだ。
まぁこいつに限っては起きてるだけ有り難い事なんだけどよ。
そんなジローの声が聞こえたんで、部活終わりの人影少ねえ教室を覗いてる俺。
侑士に借りてたノート忘れちまってたんだよなー。


「うーん、まぁいいんじゃねえか?」

「ほんと?これで大丈夫かなぁ??」


どうやらジローの話し相手は宍戸で、二人で何やってんだって気軽に声かけようとしたんだけど
声かけるのやめちまった。
やめた理由は、まぁ
なんつーか
雰囲気的に関わりたくねえ…いや、入りづらい雰囲気だったんだよ。
ジローがなんか知んねえけど真面目な顔して相談してるしよ。
宍戸も困りながらも真剣そうだしよ。
二人であーだこーだ話してんだよ。
二人であるもんを指差しながら。
正直見るんじゃなかったって後悔してるくらいだぜ。


ジローの頭についてるでっけえリボン。






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