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お相手はカカシです。
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俺たちはもう続かないのかな。
何となく、ふとそう考えてしまった夜。
「ごめん、今日はできないや」
そう言って彼女に跨っていた足をどかした。
「どうしたの?」
「何となく」
「…ふうん?」
彼女はじろりと俺を見ると、「他に好きな人でもできた?」と聞いてきた。
「違うよ、そんなんじゃない」
「じゃあ他に何があるの?」
「…恐かった」
「恐い?」
「さっきやろうとしたことじゃないよ。
ただ、何か…これ以上君と居続けたら、どうなるんだろうって。そう考えたら、君を好きになりすぎておかしくなるかもしれないって、思ったんだ…」
言ってて情けなくなる。
俺が、人をこんな風に思うなんて。
彼女は、ふふふと笑った。
「私も、カカシが好きよ」
「あ、ありがと…」
彼女はにっこり笑ってから、話し始めた。
「多分それはね、カカシ、あなた人を好きになったの初めて?」
「いや…何回目かだよ」
「そう。じゃあ、あなたは、私を愛しているのね」
「愛している?」
「ええ。初めて本気で人を好きになって、愛し始めた。
だから、恐いんじゃないのかなって思ったのよ」
「…そうかもしれないね」
今まで、付き合ったことは何回かあるけど、好きって気持ちがよくわからなくて。
でも、彼女だけは、離したくないと思った。
ずっとずっと、一緒にいたい。
それは、俺が初めて感じた気持ちだった。
「ねぇカカシ?愛してくれて、ありがとう。私も、あなたを愛しているわ」
彼女から言われた言葉はくすぐったくて。
絶対、離したくない。
尚更そう思ったから、彼女をぎゅっと抱きしめた。
愛す
ということ
(…絶対、離さないよ?俺、しつこいからね)
(カカシなら、大歓迎だわ)
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