ksxx5

http://nanos.jp/ksxx5/

much loved


「ぷーさん!」

「まじで?くれんの?」

「やっべーちょうかわいいー」可愛いのはあなたですよ。
そんなことは勿論言えるはずもなく。チクチク感じる視線は考えなくても分かる。
「ヒル魔ぁーでぃずにー行きてー行かね?」
ヒル魔さんは「んだよ、コイツ…」的な目で葉柱さんを見る。
僕だったら行くのに。
「とーぶん試合ねーし今度の休み使って行こーぜー?」
舌を垂らしてヒル魔さんにねだる姿はとても賊学という不良学校を束ねる人には見えない。
「今度の休みは偵察行ってビデオ見んだよ。行きたきゃ勝手に行け」
「えーーー」
チックショウと口を尖らせてしまう葉柱さん。
どんなに想っても…他人の、あの人のもの。





















* * * * * *




















いつになったら行けんの、ディズニーランド。
ロニの奴が、新しくできた彼女とクリスマスにディズニーランド行って来たんだとよー
ずっっりぃ。俺だって行きてー
元から行きたいって思ってたのが今日で殊更。泥門の主務=アイシールドの奴にプーさんのぬいぐるみを貰った。お土産だってよ。可愛いー
「…なぁ。ヒル魔?」
「……………」
「なぁって」
「‥‥‥んだよ。糞鼠の国はもう押さえてあっから黙ってろ。行きてーんだろ」
「‥‥‥!ヒル魔っ!!」
やっべーまじ最高。ヒル魔様素敵!
「…ケッ。」
「いつー?」
「ナイショ」
「えーーーーー」
いつなんだよー
「なあなあ」
「…チッ、うるせぇ」
ヒル魔は舌打ちしてからチケットとパスを胸ポケから取り出した。
「………えっ…これって…」
まじで!!?俺の誕生日の日付のランドとシーのパスポートとミラコスタの宿泊券。
「………ひるまー!!」
「あ゙?」
「やっべうれしー!ひるまぜってーディズニーランドなんか行ってくんねーと思ってたから‥って聞いてっか!!?」
いつの間にかヒル魔はパソコンに向き戻ってて。
「…クリスマスは貸し切るの勘弁してくださいっつわれたんだよ」
「お前貸し切るつもりだったのかよ!!?」
つーかこの日は貸し切りなわけ??
「貸し切りとか、しなくていー‥のに。一緒に行ってくれるだけでいい。」
「…仕方無ぇなあ。お前のオネダリ聞かねーわけにはいかねぇし」
「…カッ…」
「楽しみにしとけよ」
夜もな、耳打ちされて。

























「〜ん♪」
「なぁに。超ご機嫌じゃん、ルイ。何かあった?」
「ヒル魔とディズニー行ってくんだ」
「へぇー」
「しかも俺の誕生日!まじ最高じゃねー?」
「あーそうなんだ。じゃあ俺らでルイの誕生祝いすんのいつにする?」
あ、そっかー
「悪ぃな、いつも。」
「前倒ししてやるか帰って来てからだよねー」
「あーじゃあ帰ってからでいーぜ」
「おっけ。ヤりすぎないでねー」
「…っ、」







Fin.

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -