ksxx5

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It,love slave.

シュル…、と布擦れの音がして目の前が真っ暗になった。
たぶんヒル魔が目隠しをした。
真っ暗の中でヒル魔が動く気配。ベッドがギシ…、と軋む。
「ん…っ、」
何か唇に当たった。
「しゃぶんの好きだろ?」
…ちょ…っ、…にやらせんだよ。
ただでさえ……、なのに。
「ん゙ン゙っ…」
「バイブ気に入った?」
手枷は手錠。去年の記念日に。今年はバイブ。
ヒル魔は記念日毎に“それ用の”品をくれる。誕生日は普通なのに…。
口ン中のモンを特有の舌で舐め上げるとヒル魔の短い息遣いが聞こえた。










































「……………………あー……」
「…んだよ」
「………お前がー…、…なんか…いろいろやるから腹減った。ルームサービス取ってい?いいよな?」
「…好きにしろ」
「……ヒル魔は?何かいる?」
「適当に取っとけ」
「何しよっかなあー…あ、昨日テレビでやってたピザ食いてぇ。ピザ」
「食えねー程ばかみてぇに頼むんじゃねーぞ」
「ピザとー、なんかつまめるモンとー、あと何か…飲む?」
「…程々にな。風呂行ってくる」
「おー、じゃあ鶏唐と、枝豆とか…あるか?」
「無かったらデリバリーしろ。“ヒルマ”っつえばいい」
…熟ヒル魔こえぇ。
枕元の電話で下の居酒屋に鶏唐と枝豆とビール2つと梅サワーを注文。メニュー見てたら食いたくなって拉麺追加。
次にピザをデリバリーで頼んだところでヒル魔が風呂から上がった音がした。
相変わらず行水。
「お前風呂いーのかよ?」
洗ってやろーか、なんてニヤニヤ言ってくるから無視したら後ろから抱き締められた。
「ちょ…濡れて…っ」
まだ怠さが抜けなくて、ベッドからあんまり動けずにいるから抵抗も出来なくて、大人しく捕まった。
後ろからヒル魔がメニューを覗き込む。
「餃子頼んだ?」
「…いや、」
「追加な」
「………すいません、餃子1コ追加。2036号室の“ヒルマ”で―」
再び電話してるとヒル魔が動き出した。
じゃ、お願いしますっと手早く電話を切った途端に口付けられた。
「ん…ンんっ…、」
ヒル魔の体が足を抉じ開けて、半ば無理矢理開かされる。
「ン゙っ…!」
ぬるぬるの、ヒル魔がさっき出したモンの滑りを借りて挿入ってきた。
「んン゙ーっ!!」
すんなりと挿入ってからすぐ動き出す。キスしたまんまだと口が塞がれて苦しい。
「んんっ…、」
卑猥な音が聞こえて居たたまれなくなる。なんで…、っ。
「…エロい奴だな」
漸く口を離されて、息をすればヒル魔がそう言う。
「飯来るまで1回ぐれぇ出来んだろ」
拒否する間も与えずヒル魔が動く、から…ッ。既に“そんな気分”。
「…なんだ、お前もヤりたがってんじゃねーか」
「…ッ、お前が!…して、くる、からっ…。」
「我慢出来なくなった?ほんとやらしいなお前」
「あ…、っゃ、ンんっ…!」


























―きっちり、“1回”。
ねっとりしつこく、ヒル魔の一番得意なやり方で。

飯を運んできた奴らに見られたと思う、たぶん。ヒル魔の視線がドアを向いていたから。











Fin.

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