ksxx5

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0102




ヒル魔のヤツとは中学んときからの付き合いで、だからどうってわけでもねぇが大学が同じになったことでまたセフレみてーな関係になった。
大学から近いヒル魔のマンションに居着いて適当にやってる。


「なあ。やろーぜ」

「あ?」

「ヤんね?」

「ヤんねぇ」


ヒル魔はかなり気まぐれだ。んなことはわかってる。そして俺も。


「後でな」


ねちこく舐られて濃いのを一発。
んなもんされて待てっかよ。火に油注いだだけなんだけど。


「…………おい」

「待てねぇんなら適当に女とヤッてくればいいだろ」

「酷ぇな」


マジでやるよ?


「てめーの女癖の悪さなんざ今に始まったことじゃねぇだろ」


すげー酷ぇの。もうなんなのマジで。確かに俺らは付き合ってるわけじゃねーけどよ。けど体の相性は悪くねぇって思ってんだけど。お前のセックスは嫌いじゃねぇし。

















***


















「……………」

「…阿含くんどうしたの?」

「なんでもないよ。ユミちゃんのおっぱいやわらかいね」

「阿含くんのエッチ〜」

「もっとエッチなことしてもいい?」


笑って体を拓く女。
あぁ、雨が降ってきやがった。あいつまだパソコンしてんのかな。いい加減終わってるよな。っつーか寝てるよな。6時には起きねーと朝練遅れるしな。朝練かあ。出たくねぇなあ。でも練習出ねーとマジであいつキレるし怒るし恐ぇしなあ。ちょっと寝坊してったら1週間ぐれー口聞かねーしシカトしてくるし。無視はねぇだろ。
結局許してくんねーしよ。今でもたまにネチネチ言いやがる。あー考えたくねー。そもそも何で俺が朝練出てやんなきゃいけねぇんだ。おかしいだろ。トレーニングはしてるっつの。
…まあ、確かに?あいつとの連携プレーは、上手くいくとちょっと楽しい、かったりするけどな。絶対言わねーけど。
試合中は高揚感が増してちょっとやべぇなんて。

















***

















朝練をシカトして2限の講義に出れば一番後ろを陣取って不機嫌オーラを撒き散らしてるヤツ。隠そうともしてねーせいで周りがビビってヤツの近くには誰も居ない。


「あ、阿含さん!おはよーっす!今日の朝練酷かったんすよーヒル魔のヤツこえーの何のって。阿含さん居ないとだめっすねあいつ!」


あ゙ーなんか面倒だな…


「阿含」


わざわざ呼ぶんじゃねーよ。


「来い」

「あ゙ー?」


んでだよ、この講義出席しねーと単位くれねんだよ、知ってんだろ。


「糞ドレッドが何大人しくおベンキョしよーとしてんだ。必要ねーだろ」


いやそれならお前もだろ。


「1回や2回欠席しても問題ねーだろ」


まあ、そうだけどな。


「…ここで喋りてーの?」


何を?朝練云々ならドーゾ。違ぇんなら、やめろ。
ヒル魔のヤローはニヤリと口角を吊り上げていやな笑い方をした。
だからソッチならヤメロ。行きゃーいーんだろ。それで満足かよ。


「ッてぇな!引っ張んな!!」


髪掴むんじゃねーよ。


「お前分かってんのか?昨日どこ行ってたんだよ」


トイレに引っ張り込まれて睨まれる。


「お前が言ったんだろ」


女とヤッてこいって。だからその通りにしただけなんだけど。なんでんな怒ってんだよ、あれか、朝練か。それも今更だろ。


「脱げよ」

「…あ゙?」

「早くしろ」

「あ゛?なんでだよ!!」

「抜く」

「あ゙?」


俺お前の性欲処理機じゃねんだけど。そんなんならいくらでもいるだろ。


「てきとーに女でも呼べば」


お前が俺に言ったんだろ。どうせヤるだけだろ?


「ユルマンでイケなかったんだよ、言わせんな」


おいんだよそれ。ちゃんとイカせとけよ。


「…カスが…」

「おら。ジェルは使っていーぞ」

「ふっざけんな」


俺はヤるなんて言ってねぇ。


「さっさとしねーとそのまま挿れんぞ。つーかいいだろ」


ヒル魔の野郎はそう言って無理矢理ジェルを塗りたくってソコに押し付けてきやがった。


「っ…!マジやめろ!」


ってぇなクソが。


「ちょっとぐれーも待てねーのかよ」

「ヤらせる気ねーんなら今でも後でも一緒だろ」

「慣らしてねーのに挿入るわけねーだろ!」

「そうか?この前ヤッたときいけたろ。血出たけど」

「それが嫌なんだよ!!」


いってぇし。俺は全然ヨくねぇし。あと此処がどこか分かってねーはずはねぇよな。


「最初ちょっと痛ぇけど慣らさねー方が締まりイイし俺は気にしねぇ」

「なら違う男とヤッてこいよ」

「面倒臭ェ」

「知らねーよ!俺も嫌なんだよ」

「チッ、じゃあヨくしてやっから」

「馬鹿だろ」

「糞!うるせぇな。慣らして挿れれば文句ねーだろ」

「そんなヤりてーのかよ」

「まーな」


何しろ途中だからな、と言っていよいよセックスに持ち込もうとする。おいタンマ、待て、んだよソレ。


「拡張器」


いやいやいや?違ぇだろ。どこを拡張する気だよ。


「物騒なモン持ち出すな。それ使うんならヤんねーぞ」


チッ、と舌打ちが聞こえた。
っつーかマジで此処でヤる気かよ。狭ぇし落ち着かねぇし。


「…おい」

「あ?」

「口でやってやるから帰るぞ」

「…ヘェ?阿含チャン学校でスんの嫌?」

「っ!てめ…!」

「俺お前が嫌がってんのイイから却下な」

コイツ頭おかしいんじゃねぇの。
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