井上視点
「カッ!濡れた」
酒に濡れたズボンを脱ごうとする葉柱さん。
「おいここで脱ぐな」
それを阿含が止めた。
「カ?」
「お前どーせ下履いてねぇんだろ」
「……え…、葉柱さんパンツ履いてないんですか…?」
「履くかよンなもん。どーせすぐ脱ぐのに」
………は?はァ???
「葉柱ー水ー」
ヒル魔がそう言うと同時に葉柱さんは手近にあったグラスを煽って。
「……ん…っ、」
ソファーの上に横になってたヒル魔の上に葉柱さんがっ…
服を脱ぎながら跨って…
チューした。
「……………え、」
葉柱さんはそのまま口移しでヒル魔に水を飲ませ終わってからもチューしてて。
「…ん…ヒル魔…ぁ」
「………あ゙ー始まったか…チッ」
クソカス共が、って阿含が言う。
「お前焼酎グラスと間違えてんぞ」
「ん…ごめ、」
ヒル魔と葉柱さんはそんなこと言いながらお互いの腰を擦り付け合っていて。
ちょ、葉柱さんっ…ヒル魔の…舐めてるし…そんなエロい顔してしゃぶって、自分で後ろ慣らしてんですか!?
ヒル魔がニィ、と口角を上げて笑うからヒル魔は見られてるって分かってんだよな。
葉柱さんは目をとろんとさせて…ヒル魔のことしか眼中にない感じ。
「……………………悪趣味なヤローだぜ」