ksxx5

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姫始め



「ヒル魔ぁー起きよーぜー」
「眠ぃ」

俺のマンション。
ダブルベッド。
隣にヒル魔。
なんだか今年は良い年になりそうな予感。
まだ雪はないけど俺の誕生日ぐらいには積もってる予定。
ヒル魔早く起きねーかなぁ。
今日はどこにも行かないで二人っきりで過ごす。
炬燵で御節つつきながら特番見て。
ときどきキスして。
んで……………
途中で恥ずかしくなって布団に潜れば。

「何考えてた?」

上から覗き込むようにしてニヤニヤ言われた。

「起きた…?」
「おはよ、ルイ」
「おはよう、ヒル魔」
「で。何考えてた」
「何も…」
「お前全部口に出てたぜ」
「!!!!!!」

まじで?
全部ってどっから?
…恥ずかしぃ。

「ときどきじゃなくちゃんとキスしてやるよ?」
「…ン……っ…………、………」

たっぷり舌を絡められ、ねっとりと口付けられた。

「…あけましておめでとう、ルイ」
「…は…っ………あけ、まして。おめ、と…ひる魔…ぁ」
「ケケケ、こんぐれぇでへばってんじゃねぇ。死ぬぞ」
「…カッ?」
「姫始めっつーもんがあんだよ」

知ってるけど。
知ってたけど。
やっぱりスるんだ。
そうなれば逃げることは勿論出来ない。
―――なら。

「………………ゃ…」
「や?」
「…優しく。して」
「諦めろ。今ので優しさとは無縁になることが判明した」

ぇ。

「……………………………じゃぁせめて何も使わないで。ノーマルなのでお願いシマス」
「ご要望なら仕方無ぇな。選ばせてやるよ」

墓 穴 デ ス カ。































俺が選んだのは…なるべく危害が及ば無さそうな首輪。
………だけ。
1個で十分だ。
その横で持ってきた箱の中を物色していたヒル魔が口枷、バイブ、丸いスポイトみてぇな小せぇポンプみてぇなの、大小の玉が数珠状に繋がったもの………と次々に取り出して。

「クスコは…いいか」
クスコって何。
聞こうとは思わないけど。
てゆーか1個じゃだめナンデスカ。
しかもM字開脚っつーの?
すっげ恥ずいんだけど。
足を広げた格好のまま手首と足首を固定された。

「あのう…コレでスルンデスカ」
「増やすか?」
「いいっ!いいから!これ以上いらないから!」
「まぁ必要ならまた取りに行けばいいしな」

まだ増える可能性あンの?

「顔上げな」

俺が選んだ革製の首輪を着けられ。
舌を口内に押し込めて、ギャグボールを咥えさせられ、口枷を装着し終えると。
ころんと後ろに倒された。
ベッドだからいいけど。
そしてローションを塗りたくった丸見えのソコに…

「ん゙ん゙ッー」
「どんだけ入っかな」

ヒル魔の指でぐっ、と押され1個ずつ埋められていく…のは数珠状に繋がった玉。
…アナルパールとゆーらしい。
昨日ヤったばかりのソコは弛んでいるからか、どんどん呑み込んでいく。

「んんー…っ」

涎がだらだらと零れる。
ギャグボールってすげぇ悪趣味じゃね?

「ん゙ん゙、んーン!」

その間にもヒル魔は更に奥に埋めていった。
腹ン中が苦しい…
いくつ入ってんだよ。
もう入んねぇよ。

「…流石に5個が限界か」

5個も入ってんのかよ。
もう…抜いてくれ。

「ん゙…んー、ッ!ん゙ー!んぅッ」

目で訴えてみるが勿論ヒル魔がそんな簡単に抜いてくれるはずもなく。
なんだよ…これ。
ナカでブルブル震えてっ…。
あたって…あ、いく。
そこ、だめ、や…

「ん゙ー―――ッ!!!!!!」

いく。
思った瞬間にズルリと引っ張られてソレは体外に抜け出た。

「ッ、んん!」
「べったべたじゃねぇか」

ソレ…アナルパールを目の前で見せられ。
べったりと腸液だと思われる液体が厭らしくこびりついているのが見えて、思わず顔を背けた。

「………っん゙ん゙、んーッ!」

ヒクヒクしてンのが分かるソコをほったらかしにしてヒル魔は胸の突起を弄る。
たっぷり唾液をつけて。

「勃ってきたぜ」
「ん゙ーんぅ…んッ」

ソコはどうでもいいからナカ…を………
イきそびれたせいでむずむずして…嫌だ。

「腰揺れてっぞ」
「ンん゙っ、ん!」

指でもいいから挿入れて。

「ん゙んんッ!」
「物欲しそーにしてんな。欲しいのかよ」

必死で首を縦に振った。
顔は涎と涙塗れになって。

「淫乱め」
「…ン!」

声と共にずぶ…とナニかが入ってくる。

「ん、ん、んッ!」

バイブ、だ。
必死に飲み込もうとするが奥まで来ない。
それどころか浅いところで止まっちまった。
締めてねーと落ちる。
自然と腹に力を入れて落ちないようにする自分がいた。
浅ましくて嫌気が差す。

「満足したか?」

するわけ、ねー!
声になるはずもなく。
首を横に振ることで意思を伝えた。

「足りねぇのかよ」

違っ…
奥、まで挿入れて欲しいんだよ!!
思って睨めば。
ニヤリと笑うヒル魔。

「分かってんだよ。でもこのままな」

変態め。
ぜってぇ落ちる。
腹の力弛めたら…
つーかもう若干弛んできた…かも、しんね。

「ン゙!!?」

胸に違和感。
なんか…吸ってる。
その丸いのってそーやって使うのかよ。
ヒル魔はスポイトみてぇなポンプみてぇなので俺の乳首を吸引してた。
なんか知んねぇけどすげー恥じぃ。

「ん゙、ん゙っん…!」
「エロいなぁ。てめぇ。気に入ったか?これ」

片方をソレで。
もう片方をヂュゥッて吸われ、た。
ら。

「…ん゙ッ!」

腹の力が抜けて。
バイブが落ちた。

「…ぁん?」

その言い方…ってことは。
もしかして………?

「落としてんじゃねぇ…お仕置きな」
「ん゙ーん゙ーん゙ー」

イヤイヤと首を振ってもヒル魔は止めてくれるはずもなくて。

「イったら放置すっから」
乳首のを外して落としたバイブを奥深くまで挿入された。

「ん゙ん゙ん゙んーっ!!!」

いく。
いきそ。
でも放置なんて嫌だから我慢する。
今まで放置されたことなんてなかったのに。
しかもよりによって今日…

「ッん゙ー!!!!!!!」

でも、無理。
スイッチ、入れられた。
ナカで回転して…る。
止めて。
いく。
いく。

「―――――!!!!!!!!」
「…放置決定、な」

腹を白濁が盛大に汚した。
…顔にも。
………俺。
まじで、放置されンの?

「………ん、ぅ、ッ…」

目を閉じればじんわり涙が溢れて流れた。

「泣き顔やべぇクる。ザーメンすげ、似合うわ」

言いながら口枷を外された。

「…ん、は…ッ………ひる・ま…ぁ…ほーち。いや、だ」

未だにナカで蠢くモノ。
それを我慢してヒル魔に縋った。

「新年早々オンナ放置する馬鹿なんていねぇよ」
「ん、ッ…?ん、っ…ン……」



頭を抱えて激しくキスしてくれた。

「ん゙…っ、ン……ん…」
「…放置なんざするわけねーだろ。糞!」
「ァ、っ…」

バイブをぐるりと回して引き抜かれた。
間髪容れずに宛がわれたのは。
アツいヒル魔の。

「…外すか?」
「いい、から。ッはゃ…ン!!」

何がかなんて分かんなかったけど早くヒル魔を感じたかった。
ヒル魔がいつもよりアツ、くて。
さっきまでの反動で喘ぎまくって達した。






















* * * * * *


























軽く放置しようと思ったんだけどよ。
ルイの泣き顔にキちまった。
ザーメン塗れになって泣いてやがんだぜ。
やべぇだろ。
口外してやったときは突っ込んでやろーかと思った。
涎塗れで舌がてろんて出てよ。
舌っ足らずに縋ってきたのも良かったな。
エロ過ぎだろ。
俺もすぐイっちまったしな。
お陰でちっとも虐められなかったじゃねーか。
糞。

「―――…ヒル、魔…ァっ」

………………びびった。
寝言かよ。
つーかどんな夢見てんだ。
夢ン中でもヤってるのかよ。
起きたら詳しく話してもらわないとな。
…それにしても。
いつまで手、握ってんだ。
コイツ。
流石に痺れてきたぜ。
使い物にならなくなることはないと思うが。
………糞。
腹減った。
炬燵で特番見ながら御節食わなくていいのかよ。
なぁ。
起きようぜ。





Fin.

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