ksxx5

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初詣



「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
「おー」
「……………ヒル魔は言ってくんねぇの?」
「あ?」
「…今年もよろしくって」
「…糞。年が明けて脱皮でもしたか?糞カメレオン。可愛いこと言いやがって。今年も来年も再来年も、ずっと傍にいろ。よろしく頼むぜ…ルイ」

うわ…
恥ず…っ。

「…………………………カッ…当たり前、だろッ」
「じゃ、新年になったっつーことで姫始めでもすっか」
「は!?ちょ、なんでッ」
「一発抜いとかねぇとやべぇ」
「カッ!夜でいいだろが!!」
「…お前初詣行くこと忘れてんじゃねぇよな?」
「…忘れて、ない…けど。なんで初詣と姫始めが関係あんだよ」
「初詣っつったら和服だろ。ジジイじゃねぇんだ。俺がお前の着物姿見てヤりたくねーわけねぇだろ」

ソウデスカ…
つーか俺着物なんて一言も言って無い気がするんだけど。
ましてや、着るなんて。

「それとも公衆の面前でヤりてぇなら話は別だが?」
「ゴエンリョサセテイタダキマス」
「分かったら足開け」
「カァッッ!!!!!?」
「初詣行きたくねぇのかよ」

行きたいけどさぁ。
仮にも恋人同士が初めて迎えた年なんだから、さ。
例え姫始めだとしてももっと…こう…ねぇ?
























































「―――ぁ…」

ずるりとヒル魔が出て。

「足んねぇ?」

にやにやしながら言われた。

「っ………ヒル魔ぁ…」
「続きは夜、なんだろ?」
















































「ッ…ぅ………っ……。………ん、ぅ…」

無理矢理着せられたのは黒地に紅と白の椿をあしらった女物の振袖。
髪も固めず流してる。
死ぬ程恥ずかしかったけど、周りからどんな風に見えているかなんて今は問題じゃない。
燻った胎内にはヒル魔のがまだあって。
何で全部掻き出してくんねぇの。
いつもなら…………してくれんのに。
おかげで力を込めていないと今にも溢れそう。
着物に透けるっつー理由で穿かされた細い紐パンが食い込んで痛い。

「…ッ、ぁ……………」

誰かとぶつかった衝撃で弛んだ穴から少し漏れた。
遮るスペースがないパンツのせいでそれは太股を伝う。

「…………っ…ん…」

その感触につい足を止めた。
同時にヒル魔も人ごみの中で足を止める。

「どした」

何事もないような涼しい顔をして聞くヒル魔。

「…………ッふ…ぁ…も・無理ぃ…」

ヒル魔に聞こえるかどうかぐらいの声量で言えば。

「ちゃんと締めてねーからだろ」
「ッ!!!!!」

軽くケツを叩かれたと同時にまた溢れそうになって、必死に力を込めれば激痛が走った。
前が、痛い。
早く出したい。

「…………ヒルっ…!…ッ」
「限界かよ」

思わず首を縦に振って肯定した。

「ぁ、るけね…」





















* * * * * *


























「ぁ…………っ…」

ルイを人気の無い木の陰に押し付けて裾を捲れば黒い紐パンに絡み付くように白いもの。

「ケケケ、ヤらしいな。漏らすなっつったろが」
「…っん……むり、ぃ…ぐちゃぐちゃ、ってシて、ぇ…」

強請るようにして腰を突き出すルイ。

「こうかよ」

堪らずソコに指を突っ込んでやれば飛沫が飛び散り、溢れる。

「…ぁああッん!そこ、じゃなっ…ン!」
「知ってる」

ゆらゆらと揺れる腰を見下しながら言えば。

「な…んで、ッ…」
「すぐ与えちまうとつまんねぇだろ」
「…ヒル、魔っ!」
「欲しかったら自分でイイトコに当てな」

言い終わる前にルイは腰を淫らに動かして必死にポイントを探していた。

「ぁ、ぁ、ぁ…ッ!!」
「恥ずかしい奴だな、てめぇ」
「っぁン…。ァ…あぁ…出る、ぅ…出したッ…!ひるまぁ…」
「イきたきゃイけ。イくなっつった覚えはねぇ」
「ッぁ、あっ…ァあッッ!!」

ナカがビクビク痙攣してってことは…
イったな。

「……ッ……………は…ぁ……」
「どーする。帰るか」
「ャだ、ちょーだい。いれて。ズボズボってして」

嗚呼。
目眩がする。

「…家まで我慢できねーのかよ」
「今。すぐ」

瞬間、ドンと突き飛ばされ。
後ろに倒れたと思えば、カチャカチャと私服の俺のベルトを外すルイ。
そしてジッパーを下げ、慣れた手付きで中からペニスを取り出した。

「…ふ………ッ…」

嬉しそうに微笑んで、竿を手で扱きながら亀頭を先の丸い舌で舐め回す。
時折尿道口を抉るようにするのがコイツの癖みてぇなもん。
既に半裸状態になっているルイ。
脱げそうな着物が更に征服欲を掻き立てる。
やってることはいつもと大差ねーけど。
いや、あるか。
《姫始め》だしな。

「……………、…」

今まで亀頭やら裏筋やらを舐めていたルイだったが、突如場所を変えて睾丸を舐め始めた。
それと同時に軽く歯を立てて。
思わず声が出そうになったが何とか噛み殺した。
チュッと吸い付いては離す、の繰り返し。
徐々に亀頭に向かって舐め上げる。
そして亀頭に辿り着いた途端、咥え込んだ。
手で握り込んだまま頭ごと上下に動かすルイ。

「……んん…………、……………ッ……。………んぅ…」

ときどき漏れる声が耳に心地好い。
何やってんだろうな、俺ら。
こんなところで事に及んで。
ルイのさらさらした髪の毛に手を突っ込んで、撫で回しながらそんなことを思っていたら。
咎めるような上目遣いをされた。
手が止まってしまって《心焉(ココ)に在らず》状態なのが気に入らないらしく、更に躍起になってしまった。
そんな風にされたらイっちまう。

「イっちまってもいいのかよ」
「…いやだ」
「ならもうやめろ」

言えば漸くルイの口内から出て来たペニス。

「ちょっとは上手くなった?」

俺を跨がりながら言うルイ。
乱れた着物の間から見え隠れする突起に吸い付き、痕を残す。

「まぁな」

軽く舌先だけで舐り合ってから口付けて。

「でもヒル魔ちっとも声出さねーから分かんねッ…っ!!」

一気に挿入した。

「…ッ、今日はヤバかったぜ」
「そ、っ?んっ。ァ、あ…きもち、ひぁッ!あっ!!」

対面座位のときはルイが動く。
俺たちだけの決まり。
まぁ強請られれば別だが。
ルイは足と腕を俺に絡めて上下に動く。
さも気持ち良さ気に目を瞑って、口を半開きにして。そうなれば自然と舌が垂れて。
軽く食んで吸ってやればナカが締まった。
舌なんかで感じ過ぎだろ。

「ぁ、ふ…ぁ…ァあッッん!ひる、ま!奥っ!ぉくぅ…ッ!」

やべぇ。
この奥ってやつクるな。
ルイも膨張したのが感じられたようで。

「ァんっ…」

恍惚した表情で微笑むと同時にまたしても締め付けがキツくなった。

「……………、…!」

今日はやべぇな。

「ひる魔ッ!ずぼずぼ、って。シてッ!」
「ナニで」

分かっていながらも親父みてぇに聞けば。

「ひる、ま…の、ちんぽ…ッ」

聞いたのは俺だがな。
んなこと言ってんじゃねー。
































* * * * * *


























「…で?夜もスんのかよ」
「一発だけな」
「もう疲れたんだけど」
「心配すんな。お前だけじゃねぇ」
「カッ!ったくよーあんなトコで…」
「お前が家まで我慢できねぇっつーからだろ。淫乱カメレオンめ」
「…そうだっけ」
「糞!忘れたとは言わせねー。連呼しやがって」
「…言うな」
「お前が言ったんだぞ」
「ん、ふ…………ッ…」

たっぷり口内を貪り合って。
離した舌先に銀の糸。

「ばぁーか」





Fin.

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