「だから腹黒紳士って言われるんだよモヤシ!」


「貴女こそ、女性としての品格が無さすぎなんですよ!」




真昼間。教団の食堂では二人のエクソシストが、互いにフォークやら箸やらを持って争論している。初めは何事かと思ったが、今では日常茶飯事。もう当たり前の事だ。その周りで食事をとっていたファインダーやエクソシストたちは、あの二人またやってるよ。本当に仲良いね。なんて言いながら暖かく見守っている。




「またやってるんか〜、おまいら」

「「聞いてよラビ!!」」



なんでも今度は団子の話で、餡子派とみたらし派で分かれてるんだと。ぶっちゃけどっちでもいいさ!と突っ込みたいとこだが、今は自分の命を大切にしないと。つか、何で団子の話からこんな言い争いになんてんさよ。あ、因みに俺は団子よりも饅頭の方が好きさ!



「みたらしの美味しさが分らないなんて、まだまだ子供ですね」


「その言葉、そのままそっくり返してあげる」


「うっわ、本当にムカつく人ですね貴女って人は」


「今更気づいたの?あ〜あ可哀想な人」


「貴女に言われたくないです。それに出会った時から貴女が残念な人だってことには気付いてましたから。」


「うわ、最低だよこの人。だから白髪なんだよ。てか寧ろ紳士ですら無いよこの人。」


「何言ってるんですか、僕は完璧なる紳士です。それに騙される貴女がいけないんですよ」


「はいはい、そうですね〜。もう、何でこんなモヤシ好きになっちゃったんだろ」


「まったくですよ、そのままそっくり貴女に返します」










「「………はい?」」






「痴話喧嘩なら他所でやってくれさぁ」




say again


((よ、宜しくお願いします))
(二人は今日も仲よしさぁ)







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