『ひぅ、ぁ…んあッ…』
ケフカの舌先が溢れる蜜をねっとりと舐め取る。ケフカからの愛撫により蜜は止まる事を知らず溢れるばかり。堪らず、金色の髪の毛を指に絡め掴んだ。
師 と 私 と 、
「気持ち良いですか?こんなに濡らして…」
『ふ、ぅ…ケフカ、様…』
与えられる快感に下唇を噛み締め耐えるナマエ。ケフカは蜜が溢れるすぐ上の膨れた華を吸うように唇で啄んだ。同時に指先を膣内に挿し入れれば、ナマエの耳にも届くように卑猥な水音を立てる。
『や、音…が…ッんん』
「ぜーんぶナマエから出る音ですよ、良い音を奏でますねぇ」
ケフカはナマエを煽る様に言葉を紡ぐ。ナマエは羞恥に駆り立てられた。
「本当に綺麗ですよ、ナマエ。男を知らず、穢れの無い此処に…ぼくちんが挿入るんですよ」
『ケフカ、様…だ、め…ッ!それ以上されたら…ッ』
膣内を掻き回され、意思とは関係なしに腰を浮かすナマエ。今までに感じた事のない感覚がナマエを襲う。ビクン、と背を反らし身体を強張らせたかと思えば、それは直ぐに脱力してしまった。
「おや、イッちゃったー?」
『んん、はぁ…ッ、』
「ヒッヒッ、ナマエは敏感だねぇ。見ていて飽きない」
『ケフカ様、私…変、ですか…?』
脱力しながらケフカを見遣れば、自分は何処かおかしいのかと尋ねるナマエ。
「とんでもない。ナマエは正常ですよ」
『…―ッ、ほんと、に…?』
「ええ、本当です。正常なナマエは此れからもーっと快楽に溺れるはず、」
『…も、もっと…ですか?』
ケフカは不安がるナマエを他所に再び刺激を与える。達したばかりのそこはヒクヒクと小刻みに痙攣していた。舌先で転がす様に膨らみを器用に愛撫する。その度にナマエからは抑えられない声が溢れ出る。
『あッ、やぁ!…はぅ、んん―…ッ』
膣内で動き回るケフカの長い指。ナマエの身体の事なら全てを知っているかの様に敏感な処ばかりを狙ってくる。
「こんなものですかね、」
ぬるり、と引き抜かれる指にナマエはそれにさえも感じてしまう。
「さ、ナマエ。痛いかも知れませんが我慢して下さいね」
『ふ、ぇ…』
ケフカの言葉に一瞬何の事なのか分からなかったナマエだったが、ケフカに視線を向けると派手な道化の衣装を脱ぐ姿が目に入ってきた。
『きゃ…!』
その光景に慌てて目を閉じるナマエ。
「おやおや、何を今更恥ずかしがってるんです?」
『だ、だって…!』
「ナマエ、目を開けてワタシをその目に刻みなさい」
普段より少し低めなケフカの声を聞けばナマエはゆっくりと目を開ける。引き締まった白い身体、普段は衣装に隠れて見えなかった部分が目に焼き付けられる。細身ではあるが男性らしい筋肉の付き方。嗚呼、やっぱりケフカ様は男なんだ、と改めて実感した。
『…――っこ、良いです』
「なーに?良く聞こえない」
『か、格好良いです…』
恥ずかしがりながらも伝えらる言葉。ナマエと過ごしてきた此れ迄の間に初めて向けられた言葉の所為でケフカは抑えが効かなくなってしまった様子。ケフカはナマエの膝裏を持ち上げると充分に勃ち上がった自身をナマエに宛がった。
『…――ッ!』
「ナマエの所為ですからね――…ッ!」
…――ズン、と刺さる様な痛みがナマエを襲う。声にならない悲鳴と共に背を仰け反らせた。
『…イッ、ひぁ…ッ!』
「これ、は…ッ、堪らないです、ねぇ…ッ」
初めて男性を迎えるナマエ。今までの前戯が比べ物にならないくらいの感覚だった。痛みはあったけれど、それは始めの内だけで――…。
『ケ、フカ…さ、ま…ァッ!んん――…ッ』
「ナマエのナカは熱くて、ッ溶けてしまいそう、ですよ…!」
滅多に見る事のないケフカの余裕のない表情。自分がそうしているのかと思うと少しだけ優越感を覚えたナマエ。
『き、も…ち…ッはぁ、』
途切れ途切れに紡がれる言葉。素直に気持ち良いと伝えればケフカのそれが少しだけ大きくなったようなそんな気がした。
『ひ、ぅ…ッふぁ!』
「あんまり…ッ、煽らないでくれますかねぇ…クッ、」
そう言っては何度も何度も繰り返しナマエを突き上げる。快楽に溺れるナマエ、その姿を目に焼き付けながらケフカは言の葉を紡ぐ――…。
「ナマエ、愛していますよ」
その言葉はナマエの耳にはっきりと聴こえた。
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