「デント、ナマエさん…！」

『コ、コーン…！それにポッドまで…』

「オイオイ、どういう事だよ…！？」

『あ、いや…これはその…』



（まさかのタイミング…！何で一番タイミング悪い時に来ちゃうかなー？！）



「デント、一体どういう事ですか？」



あわわ…！コーンの額に青筋が…ッ！怒ってる！コーンが怒ってるよォオ！！



「オイ、デント！ナマエは俺の未来の嫁サンなんだぞ！？」

『えッ！そんな事いつ決めたのよ？！』

「ナマエが腹ン中に居る時から」

『アンタ、馬鹿じゃないの！？何でポッドの嫁にならなきゃなんないのよ？！』

「好きだから？」

『うぐ…』



何で皆が居る前で堂々と告白出来んのよ、この熱血馬鹿は…！告白された私の方が恥ずかしいわ！




「…兎に角！」




突然、無言だったデントが三人に向けて声を上げた。




『デ、デント…？』

「ナマエは僕のモノなんだから手を出さないでね」



（デ、デントー！！？二人に何て事を…ッ！）



「宣戦布告という訳ですか…良いでしょう、受けて立ちますよ」

『いや、あの…ちょっと…』

「ナマエは絶対に俺の嫁サンにするからな！」

『ポッド！アンタ、好い加減にしなさいよ！！？』





…――この先、前途多難には間違いないだろう。




--END--

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