「はっぴいーはろうぃぃーん☆ということで(?)あたしは今ミイラ男?包帯女?のコスプ…じゃなくて仮装していまーす。あ、ちゃんと服は着てますよ(笑)
これから皆の家にお菓子をたかりに、あーんど企画強制参加通達をしにいいー…レッツゴー!」

ハイテンションで始まりましたハロウィン企画

最初のターゲットはフェリシアーノです。通称フェリちゃーん

「さて、ぴーんぽーん」
と言いながらフェリちゃんちのインターホンをおす。
するとシエスタしてたのか眠そうな顔でフェリちゃんがでてきた。

「はあーい…誰〜…
ってぎゃああああああ!!!おばけええええええええええ!!!!!」

「出てきて早々良いリアクションだねフェリ。」

「えっえぇ…誰…なんで俺の名前知ってるのぉ……」

今にもお母さんの名前を叫びそうな半泣きのフェリ。
てゆーかそんな顔隠れてないし、気づけよおい。泣くな。

「えぇっと…フェリちゃん?あたしだよ?あたし。」

「ええ…誰…菊んちで流行ってたオレオレ詐欺みたいでこわいよお…」
「前流行ってたけど最近聞かなくなったね…じゃなくてあたし、#bk_name_2#だって。」
「ええ?なまえ?」
「うん」

そう言ってあたしは顔にかかってた包帯を少しとってみせる。

「なんだ〜なまえかあ〜
もー全然わかんなかったよー怖かったあー
その仮装似合ってるね!」
「うん、全く嬉しくないよ!」

あははーと笑うあたし達

「それでねーフェリちゃんにはハロウィン企画に強制参加してもらうよ!」
「えー?俺も参加していーの?嬉しいなあー。
あっ、じゃあ仮装準備してくるからちょっと待ってて!確か魔法使いとかいろいろあったよー」
「なんか強制なのに強制っぽくないのがイラッとくるけど…
いや、大丈夫。フェリちゃんにはこの仮装をしてもらいます。」
「え?もう決まってるの??」
「うん」
「何なに〜?なんの仮装?」
「えっと…これです、
フランケンシュタイン。」



「………」
「………着替えたけど…どうかな?怖い?俺怖い?」
「…うん、怖くないフランケンシュタイン。」
「ほんと?嬉し………え?怖くないの?」
「うん、ゴツくないフランケンシュタイン。」
「え?ゴツくない?俺ゴツくない?ルートみたいにゴツくない?」
「うん、全然怖くないしゴツくない。」
「よかった〜。俺、ルートみたいにゴツくなるのやだからね!」
「うん、心配しなくても大丈夫じゃないかな。」
「そっかあー。でも怖そうなおばけの仮装なのになんで怖くならないのかなー俺。
……ところで俺達これからどーするの??」
「次はルートんち行きます。お菓子をたかりに、そして企画強制参加を通達しに。
ん…?あっ、そういえばフェリがめっちゃ驚くから始めにトリックオアトリート!って言うの忘れたじゃんっ!」
「じゃあルートんち行ったらやろう!
ルートも仲間入りかあ。楽しみだなあ。」
「うん、そうだね。」
「それじゃあ」
「「レッツゴー!!」」


以下、妙にハイテンションな二人でお送りします。




「さあっ、ルートんちにやってきました!」
「ぴーんぽーん、ルートールートー」
「え、ちょ、なんか早い、フェリのコメントとかないの?」
「え?」
「え?」

はじめは、ルートんちに着きました〜イェーイ!みたいな感じで盛り上げようと思ったのに、フェリちゃんが先にさっさとインターホンを押してしまった。
もお、フェリちゃんたらせっかちなんだから〜☆


テンション上がってきた。


「…はい…どちら様ですか」
するとルートがドアをあけた。
「あっ、ルートだっ」
「出たっ、よし」
「「せーの、」」
「「とりっくおあとりー(ばたんっ
……………え?」」

さっき言えなかったトリックオアトリートを言うためフェリちゃんと息を合わせて言ったのに、言ってる途中でドア閉められた。

「ちょっ、ルートおおおおおおおお」
「なんで閉めるのおおおおおおおお」

フェリと二人でどんどんとルートんちの扉を叩き、開けろおー!と叫ぶあたし達。
周りの普通にハロウィンを楽しんでる子供達の視線がちょっぴり痛いや。あれれ、涙がでちゃう…だって女の子だもん。

などと考えているとインターホンからルートの声が、
『お前らなんだ!ドアをどんどん叩くな!』
「あーもおー、ルートおお」
「企画なんだよー!駄目じゃーん!」
「ほらっ、ハロウィンなんだからお菓子を渡して!」

今度はドアからでてきたルート。
「「ルートおおお」」
「あーもう、わかった、わかったから、お菓子やるから帰れはやく、」

しっしっ、と手であたし達を払うルート。酷い。全くもう。
「ルートだって強制参加だよ!」
「そうです!今日はお菓子をもらいにと、企画強制参加の通達に来ました。ルートの仮装はこれです。」
「な、何を言ってるんだ。俺はいい年こいて仮装なんかやらんぞ。大体子供がすることだろうそれは…」
「子供でもなんでもあたしは楽しければそれでいいよ!」
「俺も!」
「俺は楽しくないぞ!」
「さ、ほらこれ着て、」
「はやくルート、次は菊んち行かなきゃ。」
「ちょ、何をする、やめっ、やめろおおおおおおおおおおおお!!!!!!」




「……ふう、じゃあ次行こっか。」
「もー、ルートってば暴れるんだもん、ムキムキにあんなに抵抗されちゃ二人がかりでも大変だよ〜」
「ま、着せれた事だし、じゃ、次行くよーん」
「イエッサー!なまえミイラ!」
「その呼び方なんかやなんだけど、フェリシアーノシュタイン。
じゃあルートは…」
「魔女っ子ルート?」
「ぶふっ、よし、行くぞフェリシアーノシュタイン!魔女っ子ルート!」
「イエッサー!なまえミイラー!!」
「よし、いい返事だフェリシアーノのシュタイン、
ほらっ、ルートも行くよっ、魔女っ子ルート!」

言いながらによによとルートを見ると、
ルートはため息をついて、
「はあ……っあ〜もう、とっとと終らせるぞっ!!」


魔女っ子ルートが仲間に加わった!▼





「もールートったら、そんな気にしなくても似合ってるよ?ぷぷっ」
「なら何故笑う」
「そうだよ〜ちょっとは可愛く………んー、ごめん、なってなかった〜」

テンション高めのルンルンフェリシアーノフランケンと、テンション異様に低い魔女っ子ルートを連れてなまえミイラは…
ってやだよ!なまえミイラって!

こほん、

あたしは菊のうちへ辿りついた。▼

コマンド
 帰る
→インターホンを押す
 ドアを突き破る

「ぴんぽーん、菊ー!!」
あたしは無難にインターホンを押すを選び菊を呼んだ。

「はい……その声はなまえですね…
おや、皆さんおそろいで……」
「ちょ……菊?テンション低すぎんだけど、何、大丈夫?」
「大丈夫じゃないといえばかなり大丈夫じゃないというか…
てゆーかそのコスプレはなんですか、凄いですねルートさん、魔女っ子、なのはでも目指してんですか。」
「なんだそれは!そんなもの目指してない!強制的に着せられたんだっ」
「ちょっと菊、ほんとに大丈夫?」
「きっと大丈夫です…で皆さんは何をしに?」
「あ、そうだった〜忘れてたよ!トリックオアトリート!お菓子をくれなきゃ悪戯するよ!」
「あぁ…ハロウィンですかそういえば…お台所の棚に何かお菓子あるんで、持ってっていいですよ…」
「えっ、ちょ………菊ううううう!!テンション低いいいいい!!!」
「お菓子ももらうけど、菊も強制企画参加だよ!ほらこれっ、菊の仮装!」
「え…私もやらなきゃ駄目なんですか…」
「ああ…強制だからな」
「……そうですか…わかりました、その仮装、やりましょう。」
「おおっ菊!乗り気だね!」
「そのかわり、皆さんに手伝って欲しいことがあります。」
「「「……え…?」」」



「… 只今、午前0時をお知らせします。菊さん、眠いんですが。」
「なに言ってんですかなまえ、まだ半分も終わってませんよ。」
「菊〜俺も眠い〜…」
「俺こうゆうのは得意じゃないんだが…」
「ルートさんはトーン貼ってればいいんです、お上手です。」
「も〜菊無理だって明日の朝?までなんでしょ?この同人誌の原稿……」
「なまえ、無理とか言わないで下さい。皆さんが手伝ってくれれば明日の朝までには終わるはずです。
あぁ〜、本当皆さんが手伝ってくれて良かったです、終わりそうもなくて落ち込んでたんですがね!」
「俺、起きてられないよー、せっかく仮装してるんだから外歩き回ろうよ〜菊もその狼?に見えないけど着ぐるみ似合ってるよ!」
「あんまり嬉しくないです…それに日本にはそうゆう風習、ありませんから。」
「じゃあアルんち行こーよ、お菓子くれるよ多分、そうゆう風習だよ。」
「なんでわざわざあの方のところに行かなければならないのですか、変なケーキすすめられちゃいます。
てゆーかはるか、手止まってますよ!」
「はい、はい…」
「はいは一回!」
「…はあーい…」
「はあ…まさか最初になまえが来た時はハロウィンの仮装して漫画の原稿描くとは思ってなかったよー」
「あたしも…」
「いや、これ結構楽しいんじゃないか?」
「ルートが楽しいのは細々したトーン貼りでしょ!」
「フェリシアーノくん、ここベタ入れてください。なまえ、これ消しゴムかけてください。」
「俺もう眠いよー!」
「え?これ全部消しゴムかけんの?多っ!!」
「ぐだぐだだな、もう…」



Happy Helloween?









×