10月17日

先輩を拐ってから二週間、初めてフェラチオをさせてから十日が経ちました。

「先輩。夜、何が食べたいですか?」

「……肉。あとコーラ」

「ちゃんと野菜も食べてくださいねー」

先輩は何か言いたげにこちらを見ていましたが、ふいと視線をテレビ画面に戻してしまいました。画面の中では大爆発の中を一台の車が突っ走っています。


僕は「拘束を外せ」や「外に出たい」といった要望でない限り、先輩が望む事は何でも叶えてあげていました。そもそも僕の目的は先輩と爛れた生活を送る事なので、それ以外の事で苦痛を与えるつもりはないのです。
食事は先輩がその時食べたいものを用意し、寝たきりだとしんどいと訴える先輩のために、手と足の枷をトイレまで移動できる程度の長さの鎖に変えたりもしました。

本当は先輩の排泄をすべて管理したいのですが、放置されたトラウマから泣き叫んでやめてくださいと懇願する先輩が可愛かったので勘弁してあげる事にしたのです。正直なところ、学生の身では家を空ける時間が長く、毎日のように漏らした先輩の後始末をする自分が容易に想像できたので面倒になったのもあります。排泄の管理は長期休暇中にでもとっておく事にしました。

僕が学校に行っている間、先輩はどうにかして外に出ようと無駄な足掻きを繰り返していましたが、五日程たつと脱出ではなく暇潰しに苦心するようになりました。そもそも手足を拘束している枷は鉄製ですし、玄関にたどり着ける程鎖が長いわけでもありません。その上先輩の手の届く範囲に防犯ガラスでできた窓を割れるようなものはなく、仮に割れたとしても全裸かつ拘束された身ではどうにもなりません。
どれくらい時間が経てば先輩が諦めるのか、部屋に仕込んでおいた監視カメラで観察していた僕は思わず笑いました。諦めが早いのはとても良い事です。

先輩は日中狭い移動範囲の中でうろうろ歩き回ったり、体力が落ちるのを防ぐためか筋トレをしたりしていましたが、如何せん一日は長い。何もする事がないぶん考え込んでしまうようで徐々に精神的に参っていきました。
俯いて考え込み、時折グスグスと鼻を啜るようになった先輩。
やっと先輩と生活を共にする事ができるようになったというのに、こんな所で壊れられては困ります。そこで僕は退屈凌ぎになればと映画、ゲーム、漫画など、ありとあらゆる娯楽を先輩に与えました。

一介の高校生が手にする事などできないような大量のゲームや漫画達に、大きな液晶テレビ。その上「ほしい」と一言言えば僕は何でも用意します。一時は馬鹿な先輩らしく味をしめた顔をして、あれがほしいこれがほしいと無茶苦茶な事を言っては僕を困らせようとしていましたが、やがて虚しくなったようで大人しくなりました。
そしてこれらの物を部屋に持ち込んだ事で、ことある毎に外の世界を思い出してしまうのでしょう、次第に顔を曇らせていく先輩に僕はなす術もありません。
とはいえ僕が用意したプレゼントの効果はそれなりにあるようで、始めの頃のように目を輝かせたりはしないものの、精神面はいくらかマシになったようでした。
僕としては先輩の暇潰しになればそれで良いのですが、どうせなら喜んでほしいものです。


「はい、できましたよー。冷めると美味しくなくなりますからね、早く食べましょうと言いたいところですが、」

僕の言葉に先輩はびくりと肩を跳ねさせます。不良として好き勝手やっていた頃の先輩からは想像もつかないオドオドとした瞳。

「先に僕のおちんちんを食べましょうね」

先輩はうんざりした顔で僕から目を逸らし、テレビの電源を切ります。
初めてのフェラから十日。僕は毎日かかさず先輩にフェラをさせていました。初めての時のように嘔吐されては大変なので食事の前、もしくは寝る前に行っています。
相変わらずギャーギャー煩く喚いては暴れ、その度に僕に「放置する」と脅され泣いていた先輩ですが、部屋から出られない事を悟った瞬間からずいぶんと聞き分けが良くなりました。

それに僕は先輩を追いつめるためにあえて昼食を用意せず、空腹に苦しむ先輩を余所に何食わぬ顔で帰宅するようにしています。
のろのろと夕食の準備に取りかかり、食欲をそそる匂いを部屋中にまき散らしてから先輩にフェラをするよう命じれば、健全な男子校生である先輩は食欲に負け僕のペニスを口に含むのです。
たまに強情になって飯なんていらないと叫ぶ先輩ですが、先輩の腹の鳴る音をBGMに目の前で黙々と食事を続けてやればすぐに泣きそうな顔になって陥落します。何て可愛いんでしょう。

今日も心から嫌そうな顔でベッドからフローリングの上へと移動すると、僕のスラックスに顔を埋め始めました。散々僕に苛められたせいで、強がって暴れるよりは早く終わらせ空腹を満たしたいという気持ちが強くなったのでしょう。渋々といった表情は気に入りませんが、当初の事を考えれば一応成功と言えます。

「ぅ、む…ぐぅ、ふ、」

ベッドに腰掛けた僕の股の間に座り込み、恐る恐るといった様子でフェラをしている先輩。相変わらず下手くそですが涙目でペニスを銜える先輩にそそられます。

「ほら、手を使っちゃ駄目だって何回も言ってるじゃないですか。相変わらず下手くそですね。もっと向上心を持ってしゃぶってくださいよ」

先輩はこちらをギッと睨みつけてきますが、ペニスから口を外したりはしません。ここ数日、僕に抵抗する度に鞭で打たれたり、スタンガンで痛めつけられたりしているので幾分素直です。
何度もえずき、ふうふう苦しそうな息を吐く先輩。苦し紛れなのか手持ち無沙汰なのか、少し爪の伸びた指がカリカリと床を引っかいています。

「ぶ、むぅ、ん゛ぐ、」

「うーん…何かこう、自分がされて気持ちいい所とかないんですか?イラマチオは嫌でしょ?こんなんじゃいつまでたっても食事にありつけませんよー。まあ、一時間かかろうが二時間かかろうが僕は一向に構いませんけどね」

嫌々ながら頑張っている先輩には悪いのですが、ペニスを緩く銜えてのろのろと頭を前後させるだけでは到底イけそうにありません。呆れたように言う僕を見てくしゃりと顔を歪めた先輩は、僕のペニスの先っぽのみを口に含むとカリ首から鈴口にかけてをぺろぺろと舐め始めました。

「へえ、先輩って先っぽが好きなんだ」

揶揄すれば顔を真っ赤にさせる先輩。オナニーの際、先っぽばっかり弄っている先輩を想像するだけでイけそうです。

「吸いながら唇で擦ってください。そうそう、ん、気持ち良いです」

じゅるじゅると僕のペニスを吸い、頬を凹ませながら頭を動かす先輩の髪をそっと撫でると、先輩は嫌がるように小さく首を振ります。おかしいな、好きな子の頭を撫でると効果的だと本に書いてあったのに。
生意気なので先輩の頭を両手で掴んでガツガツと腰を打ち付けてやりました。

「ふぐぅ!うぶっ、ご、ぉ!お゛ぇ…!」

唾液でぬるつく口内。柔らかい粘膜にカリを力強く擦りつけると堪らない快感が背筋を駆け抜けました。毎回毎回、最後はイラマチオになってしまうので少し可哀想かなとも思うのですが、下手くそな先輩が悪いのです。この際ドMになるように調教するのもありかもしれません。
えずき、鼻水を垂らしながらもどうにか耐えようと必死な先輩の可愛い口にぐっぽぐっぽと容赦なくペニスを突っ込んでいる僕。堪らないシチュエーションに射精感が高まります。

「っあーイく、イく、出ますよ、っん、」

「ん゛ー!ん゛!ぅう゛…っ!」

ぶるりと身体を震わせ精液を飛ばした瞬間、先輩の頬を一筋の涙が伝いました。

「うぇ…げ、」

嫌悪感を隠そうともしない先輩はボトボトと精液を床にこぼし、ぺっと唾まで吐きます。顔を真っ赤にさせてゼエゼエ言っている先輩は何とか呼吸を整えると、口元を押さえフラフラと部屋を出ていってしまいました。きっと洗面所に口を濯ぎに行ったのでしょう。
そんな先輩に僕は何も言いませんでした。初めての時こそ精液を無理矢理飲ませましたが、まずは男の性器に奉仕する事に慣れてほしかったからです。僕の最終的な目標は先輩をチンポ狂いにする事なので、抵抗感をなくす事が目下の課題なのです。



「おいしいですか?僕の手料理」

先輩はいじけているのか何も言わず咀嚼しています。
人参が嫌いなようで小さな欠片すら見逃す事なく皿の隅に寄せていく先輩が可愛くて、僕は終始にやついてしまいました。
しかし、合間にコーラを飲みながら料理を口に運ぶのだけはいただけません。食事の時にはお茶でしょうと言いたくなるのをぐっと堪えます。

「食後にゲームで対戦でもしませんか?」

「しない」

「人参食べましょうよ」

「嫌だ」

先輩はぶっきらぼうにそう言うだけで、目も合わせてくれません。見つめられながらの食事は苦手なようです。
さっきから肉と米とコーラばっかりで、なかなか野菜に手をつけようとしない子供みたいな先輩。唇の薄い小さな口がもぐもぐと動いているのを見ているだけでムラムラしてしまいます。

「僕の分の肉も食べます?」

「………食べる」

ああ、何て可愛いんだろう。




食後、先輩は緩慢な動きでベッドへと戻ると、テレビをつけ映画の続きを見始めました。そのぼんやりとした表情に、高校で幅を利かせていた頃の面影はありません。
最近の先輩は考える事を放棄しつつあるように思えます。僕に拉致され、両親は行方不明。借金を抱えて夜逃げした事になっているせいで、警察が捜索してくれているのかも、友人が心配してくれているのかもわからない状況。自分の身に降りかかった事を考えるだけで不安で堪らなくなるに違いありません。
可哀想。もっと現実から目を逸らして元いた世界を忘れてしまえばいい。先輩には僕という恋人以外必要ないのだから。

「せーんぱい」

僕の猫撫で声に不穏な何かを感じ取ったのでしょう、ずりずりとベッドの隅に移動しこちらの様子を伺う先輩。

「ゲームが嫌なら運動しません?」

「さっきから何なんだよ!いちいち俺に話しかけんな!」

こちらを警戒する先輩はまるで毛を逆立てて怒る猫のよう。
先輩があんまり可愛いので僕は廊下へ向かい段ボールを漁ると右手にスタンガン、左手に鞭を持ち笑顔で言いました。

「やだなぁ、恋人なんだから話しかけるに決まってるじゃないですかぁ。ほらほら先輩、大人しく両手両足を出してくださいね、僕は先輩と一緒に運動がしたい気分なんです。ああ、もちろんスタンガンや鞭がお好きなら話は別ですけど」

「…ッ、だあああああ!くっそおおおおおお!!」

先輩は発狂したように髪の毛を掻きむしり叫ぶと、フーフー息を荒くしながら四肢を投げ出します。歯を食いしばった必死の形相に思わず吹き出してしまいました。
一体なにがそんなに悔しいのでしょうか。

「道具がないと何もできないくせに!お前は暴力で人を屈服させるクソ野郎だ!!」

「えーなにそれ自分の事を言ってるんですかぁ?僕は先輩からの暴力に屈しませんでしたけどね」

先輩は血管が切れそうな程顔を真っ赤にしてこちらを睨みつけてきます。おお、怖い。ちょっとおちょくりすぎたかもしれません。
ギャーギャー喚いて収拾がつかなくなってしまいました。

僕は拐ってきた当初のように先輩の足をベッドの脚から伸びるベルトに縛り付け、手も手錠で拘束します。ついでに少しは落ち着いてほしいので、ボールギャグを取り出し煩い先輩の口に押し込みました。
このまま好きにさせておくと、エスカレートした暴言が許せなくなってまた放置しちゃうかもしれませんし。

「ん゛ー!んん゛ーーー!!」

相変わらず顔を真っ赤にさせて何事かを叫んでいる先輩。僕は先輩の毛のない股間に顔を近付けると、ふうっと軽く息を吹きかけました。

「ん゛っぐぅ、んんんぉ!!!」

不快そうに顔を歪め抗議してくる先輩。しかし何度も何度も息を吹きかけていると、ぎゅっと目を瞑り下半身をもぞもぞさせるようになりました。

「あれー?先輩、おちんちんちょっと勃ってきてますよ?」

「んっ、う゛、ぐぅう、む、」

ふぅーっと上から下へとなぞるように息を吹き付けると、先輩のペニスがぴくんと跳ねます。半勃ちとも言えませんが、微かに主張するそこに僕はにんまり笑いました。

「大丈夫ですよ、気持ちはわかりますから。ここに来てから二週間、一回も抜いてませんもんね。高校生ですもん、皆こうなっちゃいますよ」

僕は先輩のオナニー動画を手に入れようと部屋の至る所にカメラを仕込んでいたのですが、カメラに映っていたのは青年期の旺盛な性欲と闘う事を選んだ先輩の姿でした。
なので朝勃ちを必死で隠し、どうにかこうにか鎮めようとしていた事も、僕がいない時にトイレでオナニーしようか散々迷った挙げ句、気を紛らわすために腕立て伏せを繰り返していた事も全て知っています。

僕の慰めなど耳に入らないのか、俯き涙目で震える先輩。欲求不満を悟られまいと今日まで頑張ってきたのに、そんな表情をしています。勃起した自分が恥ずかしいのか脚を閉じようと躍起になっている先輩が腰をくねらせているようにしか見えず、僕は思わず喉を鳴らしました。

「っ、っ、う゛、…ッ」

必死の抵抗を無視し、息に強弱をつけたり動きを変則的にしたりして弄んでいると、先輩の愛らしいペニスは完全に上を向き鈴口にぷくりと滴を滲ませます。

「息だけで勃起しちゃいましたね」

「う゛ぅ…ふ、ん゛ぐぅ…っ」

認めたくないのか首を振る先輩に微笑みかけると、キッと睨みつけられました。まだ抵抗する気力があるようなので、それをさっさと打ち砕く事にします。

「ん゛!んぉお!うぐぅ!」

僕は先輩に見せつけるように口を開き、先輩のペニスに唾液をたらりと垂らしました。先輩は信じられないものを見る目で何かを叫んでいますが、一度垂らしてしまえば後は重力に任せるしかないので僕にはどうしようもありません。
亀頭に着地し、とろりと垂れていく僕の唾液。先輩はふぐふぐ言って涙を目に溜め始めます。僕は幾度も先輩のペニスに唾液を垂らし、ぐちょぐちょに濡らしてあげました。

「ふふ、先輩って先っぽが好きなんですよね?」

「んぅう、ふぐ、う゛!?んう゛ぅーー!!」

唾液のおかげでぬるぬるになった亀頭の尿道付近を、僕は指先でこすこす擦ります。そうすると先輩は大袈裟なくらい身体を跳ねさせて、仰け反りました。

「あは、にゅるにゅるですね。ほら、もっとこすこすしてあげます」

「ん゛ッむ、ふぅう!ん、ぉ、お゛…!」

尿道、カリ首、裏筋。先輩が好きそうな所を執拗に擦ってやると、先輩はビクビク身体を痙攣させて、声を上げます。二週間ぶりの性的な刺激はそんなに気持ちが良いのでしょうか。

「あれだけ悪態吐いといて感じてるんですか?恥ずかしい人ですね」

「う゛っう゛っ、グス、んぇ…む、う゛、」

先輩は意地悪な僕の言葉にとうとう泣き出してしまいました。悲痛な顔をして泣いているくせに、ペニスはガチガチに勃起してだらだら先走りを垂らしているので何だかまぬけです。

「んぅう、ふ、…んぐ、ぇう、っ」

泣きながら何かを訴える先輩。残念なことに僕には先輩の心が読めません。足りない、という意味でしょうか?若しくはみっともない姿を見られて恥ずかしいとか?尤も、先輩が何か言ったところでやめるつもりはないのですが。

「大丈夫、可愛いですよ。次は手でゴシゴシしてあげますね」

「ん゛う゛ぅーーー!!!」

先輩が首を横にぶんぶん振っています。物凄く嬉しいようです。
僕は先輩に目一杯気持ち良くなってもらえるよう右手で竿を握るとカウパーを搾り取るように扱き、左手の指先で亀頭を容赦なく刺激してやりました。そうすると先輩は目を剥いてガクガク震え出し、手足の指でぎゅうっとシーツを掴みます。
二週間ぶりだからなのか、元々感じやすいのか、それとも僕に触られて興奮しているのか。どちらにせよ尋常ではない反応に先輩の限界を感じ取った僕は、右手の速度をあげ左手で尿道に爪を立てました。

「ん゛ー!んう゛ぅーー!!ぐ、ぉ、ご…ッッッ!!!!」

よっぽど気持ち良かったのでしょう。ものの数十秒で先輩は全身を真っ赤に染め目を剥くと、大きく弓なりに反ってイきました。びゅくびゅくと大量の精液が勢いよく飛び、先輩の胸と腹を汚していきます。
ボールギャグの穴からどろどろに涎を垂らし、時折ピクピクと身体を痙攣させながら放心している先輩。ぐったりして苦しそうなので、僕はボールギャグを外してあげました。

「は、ハァッ、ハッ、ハァッ、う゛…」

「早かったですね、もしかして先輩って早漏?」

「ぅう、ひぐ、グス、う゛、ぅ…っひ!」

可愛いイキ顔がもう一度見たくなって、僕は先輩の萎えたペニスを握りました。

「も、やだ…嫌だ…誰かぁ…ぃぎ、何して、無理ッあ゛ッ!」

イったばかりなのに再び刺激を与えられ、顔を歪める先輩。しかし溜まっていた事もあって先輩のペニスは硬度を取り戻していきます。

「痛いっやめ、も、無理ッ!イったばっかな゛のにぃ…っ、うあ゛ぁ!」

「えーちゃんと勃ってるじゃないですか。ここ、好きでしょ?ほらぁ!」

「ぎっい゛ぃ!っあ゛ー!や゛っぁっ、」

ペニスの先端を手のひらで覆い、円を描くように手首を動かしながらもう片方の手で竿を思いっきり扱いてやります。そうすると先輩は顔を真っ赤にさせて、陸に打ち上げられた魚のようにのたうち回り始めました。大きく開かれた口から溢れるのは悲鳴と呻きと涎だけ。

「も゛、も゛、離しでッ、死ぬ、しぬ゛ぅう!」

「これくらいで死ぬわけないじゃないですか」

擦り過ぎた亀頭は真っ赤で、先輩は何度も頭をベッドにぶつけ快感から逃れようとしています。涙と鼻水と唾液でぐしゃぐしゃにした顔で必死にやめてと訴えてきますが、やめてあげません。
限界に達するまで亀頭を擦り、尿道を爪で引っかき、裏筋を擦ってやると、先輩は恥も外聞もなく泣き叫び頭を振りたくって暴れます。あんまり暴れるので手錠がガチャガチャと耳障りな音をたて、先輩の手首には赤い筋が浮かび始めました。

「い゛っイク、も、イくからぁ゛ッ!駄目、ぐ、ぉ、」

先輩の腰がぶるぶると震えています。涙を流し、縋るように僕を見つめる先輩の瞳に下半身が熱くなりました。

「ごめんな゛さ!ごめん゛なざいぃッゆるじでッぎ、ぃい゛いいッッ!!」

余程苦しかったのでしょうか、悪い事など何もしていないのに先輩は泣いて僕に謝り、やがて全身を大きく痙攣させ白目を剥きました。一回目程の勢いはありませんが、先輩のペニスの先端から精液が飛び僕の手から溢れます。

「ハァッ、ハッ、はひ…、ぐぅ、も、やだ、酷ぇよ…っ」

「酷い?こんなにザーメン出したのに?何が酷いんですか」

先輩は何も言いませんでした。手についた精液を舐める僕を見て絶望した顔をし、弛緩した四肢をだらりと伸ばしたまま小さな嗚咽をあげています。
震える先輩の胸の上で左右に流れる精液が何だか勿体なかったので、すくって舐めると先輩は声を上げて泣き出しました。相変わらず泣き虫な先輩。

「ふふ、道具なしで二回も先輩をイかせちゃいました」

先輩の精液は青臭いけれど愛おしい味がしました。
明日から毎日ベッドの上で運動しましょうね。僕は虚ろな目をしている先輩に囁きました。



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