「さてお腹一杯になったでしょう先輩、次は僕の番ですよ」

「なに……」

「これ、しゃぶってください」

「…は?」

目の前に突き出された僕のペニスに先輩は固まりました。理解が追い付かないようでそのまま暫く固まっていましたが、みるみる眉間に皺が寄っていきます。

「お、おま、ふざっふざけんな!誰がそんなことするかこのキチガイホモ野郎!!」

あれだけ従順で可愛らしかった先輩の豹変っぷりに、人間お腹が満たされれば頭が働かなくなるのだな、と僕は思いました。先輩は馬鹿でも可愛いですが、あんまり会話の相手をしていると疲れてしまいそうです。

「何でもするって言ったでしょ?そのままもう二日くらい放っておきましょうか?」

「ひっぃ!やだ、それだけは嫌だ、やめて、お、お願いします…!!」

どうやら放置された二日間がトラウマになったようです。先輩は顔を青くさせるとガタガタと震え、涙目でやめるよう必死に訴えてきます。

「じゃあどうすればいいかわかりますよね?」

「ぅ゛、ぅう゛うう゛、ふぐぅ、も、やだぁ、」

放置も嫌だしフェラも嫌だ。そんな先輩の心の声が聞こえてきます。今の先輩にとっては究極の選択なのでしょう。助けがくるのかさえわからない状況の中、時間の感覚もなくなり飢えと乾きに発狂しそうになりながら過ごした二日間は地獄だったはずです。それに比べれば男のペニスを銜える事くらい何でもなさそうですが、そういうわけにもいかないようです。

「先輩、放置されれば二日ですけど、フェラは十分くらいですよ?」

「うう゛ぅ…ふ、ふぇら…したら、もうあんな事しないか…?」

僕を見上げる先輩の縋るような目つきに、思わず半勃ちになってしまいます。先輩はそれを見て酷く不愉快そうな顔をすると、すぐに目を逸らしました。

「安心してください。先輩がいい子にしている間は酷い事なんてしませんよ」

僕の言葉に覚悟を決めたのか、それとも諦めたのか、先輩は今にも泣きそうな顔でそろそろと僕の股間に口を近付けます。その加虐心をくすぐる表情に完全に勃ち上がった僕のペニスをちろりと舐めた先輩は、すぐに顔を離し手錠がついたままの両手で涙を拭いました。

「も、やだ、何で、こんな、帰りたいぃい…」

「せんぱーい泣くのもいいんですけど早くやってくれません?こんなんじゃ何日経ってもイけないんですけど」

「ぅ゛う、も、うるせ…っやればいいんだろ!!」

先輩は自棄になって叫ぶと、意を決したように僕のペニスを口に銜えました。あの先輩が僕のをしゃぶっているなんて、今後一生おかずに困らない自信があります。
眉間に深い皺が刻まれた物凄く嫌そうな顔ではありますが、ふーふー言いながら男のペニスをしゃぶっている先輩はとても官能的でした。

「ほら、銜えてるだけじゃイけませんよ。舐めたり吸ったりしてください」

「んぐ、ふ、ぅ゛、ぇ、」

先輩は舌で裏筋あたりを舐めたりしてくれましたが、拙すぎてちっとも良くありません。初めてでめちゃくちゃうまいのも嫌なのでこれはこれで楽しいのですが、もう少し刺激がほしいところです。
僕は先輩の頭を両手で掴むと、ゆるゆると腰を振りました。

「噛んだりしたらお仕置きですからねー」

「んぉ゛、ぶ、ぐぅ!ん゛ん!お゛、え゛、」

先輩の熱くて柔らかい粘膜を突くと、喉がぎゅっと収縮して堪らない快感を生みます。先輩は嫌がって不自由な両手で何度も僕を押し返そうとしてきましたが、無視して腰を振っていると苦しさに体力を消耗したのか目をぎゅっと瞑り身体を強ばらせるだけになりました。

「っ、あー…先輩の喉最高…!ん、これからもっと上手になりましょうね、」

「ぉご、ん゛ぇ、ぅ…、ぐ、」

よっぽど苦しいのでしょう。先輩は涎と鼻水をだらだら垂らして顔を真っ赤にさせています。喉を突かれているので何度もえずいていますが、えずく度に粘膜が蠢いて気持ち良いのでやめてあげません。ペニスを抜き差しする度に聞こえるぶぽぶぽという下品な音がエロくて僕はめちゃくちゃに先輩の口を犯しました。
ぐっちゃぐちゃな顔をして僕のペニスを受け入れている先輩の顔を見ていると、背筋がぞくぞくしてとてつもない疼きと快楽、優越感に支配されます。鼻息を荒くしてふーふー呼吸している先輩は何だか感じているようにも見えるのです。
今のように無理矢理フェラさせられている先輩も良いですが、いずれは進んでしゃぶるようなちんぽ狂いになってほしいものです。

「は、ぁ、出るッ、せんぱ、出しますよ…ッ!」

「ん゛ん?!ぐぅ、ふご、ん゛ー!んん゛ーーー!!!」

必死で首を振り、泣きながらこちらを上目遣いで見る先輩が可愛くて、僕は大量の精液を先輩の口内に叩きつけました。戦慄くような快感が下半身から脳天まで突き抜けます。
ドクドク脈打つ性器から精液が飛んでいるのがわかるのでしょう、先輩は目を見開きぶるぶる震えながら固く拳を握っています。
余韻に浸りながら僕が先輩の口からペニスを引き抜いた時でした。

「ぅ、げっえッーーーーーー!!!」

ビシャビシャと先輩の口から先ほど食べたお粥が溢れ出しました。自分勝手に喉を犯されて吐くほど辛かったようで、交換したばかりのシーツにドロドロの白い液体が広がっていきます。先輩は僕にシーツを何度も換えさせる事で嫌がらせでもしているつもりなのでしょうか。

「あーあーせっかくお粥食べたのに」

「ぇ、げッ、は、はぁっ、ふぐ、ぅう゛、」

げーげー吐いて泣く先輩。涎に吐瀉物、涙に鼻水と先輩の顔はこれ以上ないくらい汚れてしまいました。また洗ってあげなくてはなりませんが、僕は先輩のすべてを世話する覚悟で先輩を閉じ込めたのでこのくらいじゃ苦になりません。僕は恋人です、先輩が汚したものならば喜んで片付けます。

「吐いちゃってお腹すいたでしょ、先輩。二日間何も食べてなかったんだから、しばらくは消化に良いものを食べて過ごしましょうね」

優しくそう言いましたが、先輩はただ俯いていました。
可愛い。早く先輩とセックスがしたいです。


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