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エレフセリア 魔女 ♀
「あら、厭だわ。わたくし、心は海より広くてよ?」

 魔女 | 構成者/視る者 | ♀
 ムーングレイ/ロイヤルパープル | わたくし/お前・貴方

 箱庭の魔女、時渡りの姫、語り部、ノアの支配者、大魔女、境界線に立つ者、銀夜の魔女、詠み手等、数々の異名を持つ“魔女”。月光に煌めく艶やかな髪は腰まであり紫水晶の髪飾りをつけている。全てにおいて万能であると自称し、時の移動すら片手間に済ます実力の持ち主である。
 気まぐれだと嘯きながら人を助け、これは慈悲であると微笑む。

異夜荘奇譚
 異世の来訪する際は『紫瑙』と名乗り、自身が魔女であることを隠すような節を見せる。終夜椛の古馴染みで、異世に人が住まうに当たって、手を貸した事を知っているのは当人らのみ。
 異夜荘の守護の一角を使い魔である日蝕月蝕に任せている為、『双壱(そういつ)』の部屋に居る頻度はかなり少ない。来訪の際は、異世の雰囲気に合わせ和装をし鮮やかな紅の番傘を差して来る。

錯綜譚テレプシコレ
 『銀夜の魔女』と言えば知らぬ者はいないとされる、伝承上の存在である。長く生きる賢者ですら、その姿を見た事は無いと言い一説には最上の智識を求める者の前にのみ姿を現すとされる。
 実状は“真たる紫(ウィオラーケウス)”の頂点に立つ、偉大なる魔女。月の加護を受けた髪に智に愛された双眸は崇拝の対象ともされ、青の中には彼女を崇める者らもいると言う。無論、それを彼女が良く思うかどうかは、別問題である。

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illust by 鳴さま

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