ほろり
眼尻から落ちた涙は、そのまま、地に落ちて弾けた。
ほろりほろりと流れては落ち、何時かそれは水たまりとなって。
──溺れてしまう。
「かえっておいで」
暖かい、その声に。
掬われたような、気がした。
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