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箱庭堂(仮称)とは:
「不狂。」未公開創作の一つ。九十九神と人間と妖怪と八百万の神様がわちゃわちゃしている話のようだ。舞台の一つでもある箱庭堂(正式名称:  )は人間(?)の店主様やら見える憑かれる体質のバイトくんやら。完全中立地帯と言われる一風変わったものを取り揃える骨董品店はどれも人の思いが強く残りすぎたものなのでした。

今回は「人間」「妖怪」「九十九神」から。

九十九神とは:
付喪神(つくもがみ)とは、日本の民間信仰における観念で、長い年月を経て古くなったり、長く生きた依り代(道具や生き物や自然の物)に、神や霊魂などが宿ったものの総称で、荒ぶれば(荒ぶる神・九尾の狐など)禍をもたらし、和(な)ぎれば(和ぎる神・お狐様など)幸をもたらすとされる。
「付喪」自体は当て字で、正しくは「九十九」と書き、この九十九は「長い時間(九十九年)や経験」「多種多様な万物(九十九種類)」などを象徴し、また九十九髪と表記される場合もあるが、「髪」は「白髪」に通じ、同様に長い時間経過や経験を意味し、「多種多様な万物が長い時間や経験を経て神に至る物(者)」のような意味を表すとされる。(参照:ウィキペディア先生)


鞘無:役人に納められる筈だった美しい太刀。鍛冶職人はお役人様が気に入るようにと自分の魂を打ち込むように作られた美しい刀は盗賊により強奪された挙句に血を大量に吸わされ妖刀に。所有者を殺戮の狂気へと陥れる大禍となった時に店主と出会い浄化された。口は悪いが面倒見がよく手先が器用。

リア:奇書希書珍書魔術書禁書エトセトラ様々な本について詳細に書かれる本。店主の私物でお気に入り。嘗て焚書にされたものについても詳細に書かれる為、燃やされかけた事があるらしく、火は嫌い。求める者がページを捲れば、その本の内容が記されるといった魔術書のひとつらしい。

ふでこ:とある画家の筆の付喪神。画家が病気を患った時、自ら店主に送り預けた。当初は店主すらも警戒し中々姿を見せなかったが、桜の季節になって画家の描いていた桜を思い出してようやっと姿を見せるように。最近また自ら筆を取るようになった。基本的に筆談、たまに喋ったと思ったら半端ねえ毒舌を吐き捨てる。

たと:袂雀。ポケットの中に入るのが好きで、バイトくんのポケットに潜り込んでは転ばせている。本人に悪意はまったくなく、店主曰く「悪意が無いお蔭で転ぶ程度の不幸で済んでいる」らしい。人間に化けると背中に小さな翼が残ってしまうのを早くどうにかしたい。

喜花:見える人。どう見ても男性サイズなパーカー好んで着ている。バイト二号として店主に街中でナンパされちゃった系女子。住んでいたアパートを引き払って店主と一緒に暮らしている。店主を「おねーさま」バイトくんを「下僕一号」と呼んでいるが本人に悪意はない。おねーさまのご指示だからしゃーない。

智季:百目鬼の少女。百目鬼は本来、過去視・未来視・現実視の何れかを持つと言われているがその全てを持ったが為に色んな者から狙われるハメになってしまった。中性的な顔立ちで口数は少ない。まだ力の制御が上手く出来ない為、店主オリジナルの腕輪で力を封印してる為、見目はただの人間の少女。

づっさん:金槌の付喪神。とても大事に使われ、主の死後、親戚の手によって店主に預けられた。誰にでも真摯だが如何せん、頭が固い。建築に携わっていた事もあり、店の簡単な補修や修理ならぱぱっとやってのける。それ以外の細かい作業は苦手。

ローさん:ケット・シー。店主が外国に旅行に行った時に連れ帰ってきた。一晩酒を酌み交した仲だと豪語し、店が終わると早々に酒瓶を開け始める。賢人――賢猫(?)らしく知識も豊富だが思わせぶりな事しか言わないのでバイトくんから疑われている。来た当初は西洋風衣装に身を包んでいたがすっかりこちらに馴染んで今では浴衣ラブ。

うちせか:箱庭堂(仮称) 2012/09/27 17:30 (0)

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