ふわり、と笑う顔が好きです。クスクスと上品に笑うあなたが好きです。たまに見せる暗い影も、泣きそうなくせに見せる笑顔も、全部全部好きです。そんなあなたを、ただ守りたいです。自分なんかに出来るのかと問われたら、上手く答えられないけど。
壊してしまうことが、ただ怖いです。触ることが、怖いです。自分が触るものはすぐに壊れてしまうから、抱きしめることも、その手を握ることも出来ない。それなのについ触れそうになって、いつも一歩手前で踏み止まる。こんなに意気地の無い自分を、あなたを見守ることしか出来ない自分を、どうか許してください。






好き、なんです。
こんなに、好き、なんです。






景色が滲んであなたが見えない。どうして?止まれよ。止まれってば。ほっぺたがあたたかい。それから、ス、とつめたくなった。















(恋なんてしなければよかった)

あなたが愛しくてたまらない



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