▼ 可愛い子には旅をさせられない!

「お昼に間に合いそうにありませんので、お買い物に行って参ります」
「セバスチャンが行かなくても誰かに頼めばいいだろう」
「そうは申されましても、タルトに敷き詰める苺について、きちんと自分で見極めて購入をしたいので・・・」
「じーん・・・(何この可愛い生き物!)そ、それじゃあ僕も一緒に行く!」
「え?」
「坊ちゃんお出掛けですか?それじゃあ暴れん坊将軍フィギュアのお土産を・・・」
「フィニ?」
「待てよ、セバスチャンと坊ちゃんだけってのはいけねーな、一歩陣地から出て行きゃそこは戦場と同じよ!俺もついてくぜ」
「バルド・・?」
「みんながいくならあたしも行くですだよー」
「メイリン・・・?」

わーわーぎゃーぎゃー

「あ、あの・・・苺のお買い物だけなのに・・・」
***
「はじめてのおつかい」を製作するに当たる、スタッフの気分


prev|TOP|next

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -