※宮高前提な秀徳 ※ショタか尾
「おにーちゃん!」
陽気ににこにこと微笑むちっちぇえガキ。何故か俺の足にしがみついてきた。 俺はわけの分からないまま固まる。あれ、俺って弟居たか? 周りの奴らも固まってる。しかしこのガキどっかで見たことあるような、
「み、宮地さん。高尾に連絡してみてください。」
「は?なんで、」
「いいからお願いします。」
なんで俺が、とぶつくさ文句言うが仕方なく電話をかけてみた。すると俺の足元から軽快に鳴るメロディ。 そしてこの音は高尾が俺専用にしてる着信音。しかも俺は高尾に電話をかけた。 のに、なんでコイツからその音が聞こえるんだよ。俺はしゃがみ、足にしがみついて離れないガキのポケットから音の鳴っている携帯を取り出した。 そっくりだ。傷のつき方も、機種も、色も。ということは。
「やっぱり。道理で似てると思ったのだよ…」
「これが高尾か?」
「でもあの高尾をちっさくしただけみたいだからそっくりだな。」
呑気に俺の足元の高尾に話しかける大坪と木村。おいおい、ツッコめよ! それにしても高尾(仮)はなんでちっちゃくなったんだ。…よく見れば可愛いなコイツ。 つり目なのは変わらないが、心なしか目が大きく見える。それに加え肌が白い。 それににこにこ陽気に笑ってる姿には、どこかクるものがある。
「おい、高尾。お前名前と歳言ってみ。」
「たかおかずなり、6歳!」
「10歳も若返っているのか。」
冷静に分析する緑間もどこかそわそわして高尾を見てる。おい、変な目でみんな。 そういえばと二人に目を向けるとデレデレしながら頭を撫でている。 おい、高尾は俺のモンだっての!少し悔しそうに顔を渋めていれば、大坪達から離れてやってきた高尾は盛大にジャンプして俺の腹に抱きついてきた。
「お兄ちゃんも遊ぼ!」
「テメ、」
なんて可愛いんだ畜生。いつもこれ位素直だったらアイツも可愛げあんのに。 腹に抱きついてきた高尾を抱きかえせば、大坪達がズルいとか言ってた。悪いな。コイツは俺のモンなんだよ。
後日、元に戻った高尾に原因を尋ねてみれば、本人は10歳若返ったことを覚えてにないらしい。でも、長い間夢を見た、といっていた。
「そういえば、夢を見る前に妹ちゃんから貰った手作りプリン食べて…そういや、あの後から記憶ないっす。」
それだろ確実に原因は。恐るべし高尾妹。 でも高尾妹には感謝しなければならない。あんなに可愛い高尾が見れたのだ。 因みに今の携帯の待ち受けは6歳高尾だ。本当に可愛かった。欲を言えばもう一回会いたいくらい。
「よし、高尾。子供作るぞ。」
「はい、ってはあ?何言ってんすか、ちょっと。」
「俺とお前の子供ならあんな可愛い子出来る筈だろ。」
そう言って押し倒せば、高尾はバカなんすか宮地さん、なんてほざいたが俺の首に腕を巻きつけたということは、案外満更でもないようだ。 んなら、頑張らねえとな。覚悟しろよ、高尾。
高尾を可愛い言う宮地さんが書きたかったのですが、こうなりました。 宮高ちゃん好きです。
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