第二話 四

龍作は薄く微笑む。

「だから、安心しろ」

「・・・・・・うん」

現実なんて見たくない。

いっそこのままの時間が永遠に続けば良いのにと思った。

でもできれば少し前に戻りたい。

そう思ったのもまた事実。





桜の花びらが、風に舞う。




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(c) 2011 Kiri



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