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下記、お礼小話になります。


『相模と麗の休日』


相模「駅前に新しくできた和カフェ、ですか?」

麗「そう、暑いしアイスでもどうかなって」

相模「構いませんよ、急いで支度しますね」




店員「いらっしゃいませー。2名様ですか?窓際のお席にどうぞー」

相模「ありがとうございます」

店員「メニューはお決まりですか?」

相模「では、こちらの本日限定練乳たっぷりいちごアイスパフェを1つと抹茶白玉あんみつを1つお願いします」

店員「畏まりました。少々お待ちください」


〜5分後〜

店員「お待たせいたしましたー。ごゆっくりどうぞー」

麗 じー。

相模「おや?もしや私の抹茶白玉あんみつが気になりますか?」

麗「…うん」

相模「仕方ありませんね、良いですよ。ただしお嬢様も私にくださるなら」

麗「……いいよ、一番大きいいちごじゃなければ」

相模「構いませんよ。お嬢様、どれがいいですか?白玉ですか?」

麗「…その抹茶のアイスの部分とあんこ」

相模「ふっ、さようですか。可愛らしいですね」

麗「……え?」嫌な予感。

相模を見上げれば彼はにっこりと笑う。

相模「では、お嬢様。あーーん」

麗「な、ななな…!なにっ!?」

がたっと麗は立ち上がる。

相模「なにって、お嬢様が食べたいと…」

麗「誰もあーんしろなんて言ってないじゃない!」

相模「いいではありませんか。さっきそこでカップルがしているのをつい、見てしまいまして。面白そうだな、と」

麗「それはカップルでしょう!?私達は執事と主人!」

相模「ご不満ですか?でもせっかくのアイスが溶けてしまいますよ?もったいないですねぇ」

麗「…………」わなわな手を震わせる

相模「ほら、溶けてしまいますよ?」にっこり

麗 ……ぱくっ。

相模「よくできました。おや?お嬢様、お顔か真っ赤ですよ?もしや暑さにやられてしまいましたか?」

麗「だれの…!だれのせいだと…」

相模「では、お嬢様」

麗「な、なに…?」嫌な予感

相模「お嬢様の番ですよ?」

麗「…………えっ!?」

思わず器を相模の方に押し出してみる。

相模「お嬢様、何をなさっているのですか?さあ、早く、溶けてしまいます」にっこり

麗「…………💢」


〜3分後〜

相模「まったく、溶けますよ」
勝手に麗の一番大きないちごをすくう。
そして……ぱくり。

麗「………………💢💢」

相模「待ちくたびれました。溶けてしまいそうだったので」

麗「…………💢相模なんてだいっきらい!!💢」



店の外。
北条「お、相模サンだ。…うわっ、なんかめちゃくちゃ楽しそうな顔。……可哀想に」








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